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1/23「うんちく王決定戦」感想

今年始めてのうんちく王、今回で13回目。もう1年以上も経ってるのね。最初の出演者紹介で、有田がしっかり居るよ(笑)初参加で橋下弁護士が来て、あとはいつものメンバー。能勢さんはいないのか。それになぎらっちが居ない、また逃げたか〜と思ったら、解説席にいた。そっちかーい!(笑)着物がお似合いで、今回は審査員だからうきうきしてた。
今回から、うんちくを言った後に他から訂正を入れられる「直しうんちく」を言っていいルールになって、それが審査の決め手にも影響されてた。始めの対戦は前回と同様に、3人勝ち抜けで決勝進出というルールなんだが、最初に上田があっさりとストレートで勝ち抜ける。やっぱり他の番組でうんちく言わされるよりも、ここで言うのが一番緊張感があっていい顔してると思う。山田五郎氏に間違いを指摘されても、上田は強引につき通す。しかし「ナポレオンを見ましたから」は強引すぎだろ(笑)それで席順のせいで有田との対戦が無かったのだけが残念だったかな。「有田とやる前に抜けたかった、有田にはかないませんから(笑)」と言ってた。
何がかなわないかっていうと、有田にしか出来ないものを持ってるからなんだな。有田は「文学」のテーマが出されて「ビックバンで宇宙ができてね…」と大きいところから持ち出してくる(笑)やっぱり有田のおかげで、全体がくだけて面白くなるなと思う。影響されてみんなが方々に言い合ったりギャグを入れたり、あたかも居酒屋でオヤジ達が延々とくだらない討論を楽しんでるような雰囲気があって、それを眺めてるだけで楽しい。
松尾氏が揚げ足で直しうんちくを入れるのがいじわるっぽいキャラでいいし、なぎらっちの判定もとぼけてて面白い。有田にうんちくなんて無いのに「接戦ですね」「どっちが勝つか分かりませんよ」と言ったりとか。松尾氏が「でも江守さんよりはましです」と(笑)やっぱり江守さんの判定には苦しんだのか。
橋下弁護士はやはり仕事柄だけあって話を持って行くのが上手いんだな。しょうもないオヤジギャグを入れてくるので、見てる上田がにがーい顔をしてたように見えたのだけど(笑)
伊集院はアニメのテーマが出たおかげで勝ち抜くことができた。アニメでもみんなが少し知ってるところで、知らないうんちくを入れていかないと分からないから、それが言えるっていうのがすごいんだよね。バカボンに出て来る警官の本名は「白塚不二夫」とか。
勝ち抜きルールだから、1人勝ち抜く度にローテーションが早くなって、残った人が大変なのは一目瞭然。山田氏は最初「シニアはスタミナがないから」と言ってたのに、残ってしまって苦しむ。でも苦しんでたのは山田氏だけじゃなくて、当然残った有田も同様だった(笑)今迄になく出番が回ってきて、5、6回はあったかな。有田の手前でテーマが変わることになるし、それで言わなくてはならない。最後に山田氏と橋下弁護士と有田の3人になって、勝俣がそろそろ違う手でうんちく有るんじゃないですか?と予想するのだけど、それでもうんちくとはかけ離れた有田ワールドが展開されるのはさすが。「動物」のテーマで、「犬を飼ってますけど、うんちくは言う必要がないですから、」と言い出してラップを始めたり(笑)しかし出番が回るたびに次第に辛そうな表情を見せてて、見ている上田がどことなくハラハラした顔をしてたように見えた。有田が戻る時に椅子をなおそうとするのを、せいこうさんが「上田さん、何の意味があるんですか?」と聞くと、「ここいじると双方共倒れですから」とコメント拒否したり、「なぎらさん出て下さいよ」と強くすすめたり。せいこうさんが「有田なりに追い詰められてます。もうこれ以上ボケられませんという顔している。さっき暗〜い顔してたの見つけちゃいました」と鋭いところをつっ突くと、上田が「あいつの戦略をバラさないでください」と言って、参ったという感じで顔背けてたのも印象的だった。
結局、なぎらっちが「CMのうんちくならある」と言って、有田の代わりに飛び入りで入って、初めてCMが流れた時にフィルムの裏表を逆に流してしまったといううんちくには、みんなが感心してうなづいていた。これこそうんちくだ。あのなぎらっちの格好でリアルなフィギュアが欲しいわ(笑)
最後に山田氏が判定で勝ち抜けるのだが、「今迄で一番辛かった、これはやらせですか?」と被害妄想に陥ってしまう(笑)それに伊集院が「やらせだったら、もっと楽にしてくださいよ!」と番組に怒ったりとか(笑)
その1st Stageでかなり時間を引っ張ったので、決勝があっという間に終ってしまったかな。あの数珠つなぎうんちくもすごい緊迫感で面白いので、もうちょっと見たかった。息を抜くひまもない山田氏が疲労しきって、決勝のリングに座ってる様子を伊集院が「うんちくドランカーですよ」と表現。それでもギブアップせずうんちくが出るんだからすごい。脱落者が出ないままで時間切れになった。上田は余裕があってしっかりと話して危なげなかったのは強いが、ここはやっぱり一番過酷なところを乗り越えた山田氏に軍配があがるでしょう。有田との対戦で、喋りながら咳を出して止めるというボケを出したら、上田が「山田さんもやって欲しいですね」に答えて、それ以上のリアルな咳払いをして湧かせたのも面白かったし。最後は燃えつきて腰くだけになってた(笑)まさにジョーのように灰になったという。うんちくも命がけだ。