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中川家のネコ電

SPウイークのゲストに、カンニングが登場。吉本以外からなんて珍しい。先々週ぐらいから言っていたが、最近よくテレビで見て気になっているそうで、仕事でほとんど一緒にならないので、いろいろ話を聞きたいと2人とも興味津々で、普通のファンのように喜んでいた。ネタのどこまでが本当でどこまでが嘘なのか、一歩も二歩も踏み込んだ話が聞けて、とても貴重で面白かった。中川家とは歳も芸歴も近いし、貧乏で苦労した経験も同じくあって、話が弾んで意気投合してたところも。
結成のきっかけは、竹山がもともと福岡吉本で別の人とコンビを組んでいて、中島も入れて3人で幼なじみだったとのこと。コンビ解散して東京に出たら、中島が地元で板前になったがケンカして辞めてしまい、東京に出てきて再会してカンニングを結成したのだとか。前のコンビの人は今は福岡吉本ピン芸人で礼二が知っていたとのこと。4、5年前に雨上がりのライブにゲストで中川家と一緒になったそうだが、中川家は二人とも全く覚えておらず、その時は剛が病気で様子がおかしかったらしく、カンニングが話かけても目をあわせようとしないから、明らかにおかしいと思ったとか。竹山が「ファンだから本で読みました」と、中川家の苦労話をよく知っていたという。ちょっとしみじみした。カンニングは最初は2人で同居していて、貧乏なので食べ物は主食がキャベツの千切りで、小麦粉ですいとんを作ってぽん酢だけで食べていたそうだ。今は竹山が彼女の家に居候で、中島が結婚したけれどもやはり芸人としての収入は低く、バイトで補っているのは本当で、中島は総菜屋の副店長で、料理にはプライドを持っているのでぜったい適当な事はしないのだとか。でも芸人はプライドないから適当なんだって(笑)そこで竹山が、打ち合わせで注意しても怒らなくて優しいのに、料理の事に口出しするとすごく怒ってキレるとぼやいてたのが可笑しかった。逆に竹山の不動産屋のバイト話では、契約取れればマージンが入るので、客に適当に嘘ばっかりついてたとか(笑)でも非常に丁寧で学生にも腰低く対応していたそうな。「バイトの域超えてますわー」と驚く中川家だったが、その不動産屋も最近つぶれたらしい。
中島が結婚して奥さんが妊娠してると分かって、「どうやって家族を養ってくんだ!」と怒るネタは、元々は虎の門のプロデューサーが最初だったそうだ。タレントクロークで夜中の3時に真剣に怒られてへこんだのそうだが、そこまで親身に考えてくれてるんだなーと関心だった。プロデューサーといえば「エンタの神様」で名指しした事について、噂では怒っているらしいけど、実際はそうでもないらしいとか。「芸人に評判悪いじゃないですか、呼ばれた時にどうせ2度と出ないと思って」と、やったのだそうで、中川家がすごいウケてた(笑)オンエアバトルに出た時は、審査員の客に「お前らに分かるか」と言ったら後でプロデューサーに呼ばれて怒られて、2度と呼ばれなくなったそうだ。ボールを入れたのは男だけで少しだったという(笑)中川家も「最初に出たときに15分漫才やったら、長過ぎて次回から制限時間で暗転するルールになった」とのこと。「上から見てる」と、審査されるの嫌だと同感してた。
それから、最近仕事が増えているので、実は竹山は一番いけてる時期じゃないかと思ってるらしい(笑)でも、モテる訳じゃないので、単独ライブが300人入っても出待ちはゼロなのだとか。「お笑いブームで出てるだけですから、来年には消えてますよ」とネガティブな事を言って、またまた〜と中川家に言われるのだけど、「ボキャブラで消えた先輩を見てますから!」と、リアルな事を言ってたのが笑った。地に足がついてるところがいいわ。最近の若手は苦労してなくて、余裕でシルバーアクセサリーとか付けてるのがむかつくと怒ってたのも可笑しかった。最後に礼二が「焼酎飲みながら話したい、ゲストとはいわず個人的につきあいたい」と嬉しそうだった。
id:hazelnutsさんも、この放送を聴かれて日記で詳しく紹介されていて嬉しかったです。(http://d.hatena.ne.jp/hazelnuts/20040624#p2