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Piper第5回本公演「スプーキーハウス」

(12/22 新宿スペースゼロ)

作・演出/後藤ひろひと
出演/川下大洋 後藤ひろひと 山内圭哉 竹下宏太郎
   平田敦子 廣川三憲 楠見 薫
   篠原ともえ 石丸謙二郎

後藤さん作の舞台は今まで2本見た事あるが、Piper本公演はまだだったので、次はぜひ見ようと思ってたところで、今年中に見ることができた。予告ではドリフ的おもしろ劇の内容らしいと聞いてたので、全員集合のセットコントみたいなのかな、と思って楽しみにしてた。
恐怖の館に起こる惨劇が?という怖そうな前ふりだけど、アナウンスからちょっとしたギャグが入ってたり、はじめに後藤さんが作家として登場して、気の利いた前説から入る。連続殺人か?それとも人形のお化けが壁から出てくるのかな?と思いきや、そんな感じでもなくて、個性的な登場人物が入れ替わり立ち代わり現れて、ドタバタして笑えるし、なにより全員キャラが立ってて濃くて面白い。中盤のダンスのところは苦しくなるほど笑った。後半は収束するにしたがって、だんだんこういう展開だろうなーと期待通りになっていくのが心地よい。なんとなく、うる星やつらとか、ルパンの劇場版みたいなのと似た感覚かもと思った。