・9/29「海砂利水魚 Vol.8」恵比寿エコー劇場
前回のライブから２ヶ月ぶり。今回はゲストを呼んでのトークをそれぞれテーマを出して行った。紹介前に以前ライブのアンケートで誰を呼んで欲しいかを取って１位から10位までを発表した。その中からということで、１人目は伊集院光氏。こういうライブに出ることはめったにないそうで、私も初めて間近で見れてすごく感激だった。プライベートでは有田がよく付き合っているそうで、有田から提案されたテーマは、「伊集院さんの尊敬する所ベスト３」をそれぞれが紙に書いて出して、お互いにすりあわせて合うかどうかを見て、より知ってもらう為にとのことなのだが、それで困ったのは伊集院氏、自分で自分の良いところを書くということは、他人から自分はこう思われて欲しいと考えているということなので、それが他人から見たイメージとかけ離れていたら辛いという。その気持ちよく分かるわ(笑)それにけっこう自分に自信が無くて控えめな性格なんだなぁと思った。それで、最初に伊集院氏が出した“上田君が自分を尊敬してると思ってる所”は、「デブキャラだけど喋りで勝負している」と「チームプレイが上手い」と「ものしり」それに対して上田が出したのはいきなり「デブなのにおしゃれ」っていう、それにがっかりする伊集院(笑)「うんちく王の時、いつもスーツで決めてる」と言うが、実はスーツはいつも同じものだという。全然見てないんじゃないかということが分かってしまった(笑)その後はやはり喋りが面白く上手いことと、パソコンに詳しい事などの話では良く合っていた。くりぃむしちゅーの事務所の後輩芸人とは草野球など一緒にチームを組んで仲が良くて、食事をおごってあげたり世話をしていて、ライブにも見に来ているので伊集院さんのほうが全然良く知っていて、「最近『クロスパンチ』面白いよねー」と言われると上田は「誰だっけ？」と分からないくらいらしい。
続いて有田からは「プライベートな点で尊敬するところ」を挙げて書くが、のっけから「よく食べる」と出し、「それは誰もが思うことじゃんか」とまた伊集院氏をがっかりさせる(笑)有田は好き嫌いが激しくて、食べられないものをみんな食べてくれるからだとか。その話に対して上田からも、「中華丼を２人で食べたら、勝手にこいつがしいたけを俺の皿に入れてきて、『いつしいたけ丼頼んだっけ？』っていうぐらい山盛りになる」というエピソードを話した。「一杯食べる男が好きだなんて、お前は乙女か！」というつっこみをして、有田が「乙女でいいよ！」と半ばやけくそぎみで認めてたのが笑った。なんだかそういう可愛らしい部分があるよなぁと思うので。
それから伊集院氏の良いところは「奥さんが大好き」な点で、その話にはすごく感激した。今までの２倍は好きになった(笑)結婚して１年の時に、奥さんが突然イギリス留学したいと言って半年行ってしまい、それを許したのもすごいけど自分から遊びに行ったというのもすごい。それで奥さんが「なんで来たの？」という顔をしたらしい(笑)「自分は奥さんが大好きだけど、奥さんは自分をどう思ってるかは分からない(笑)」とのことで。すごく大事にしてるらしくて、こういう旦那さんを選ぶ奥さんは男を見る目がいいと思う。伊集院氏はもっと女性人気出てもいいと思った。有田から最後は「伊集院さんはゲームが上手い」という話で、それも誰も当然のように分かってるじゃないかとがっかりさせてしまう。２人揃って伊集院氏を困らせてしまったようで、チームプレイが上手かった(笑)
２人目のゲストは清水ミチコさん。ものまねを教わりたいということで、２人のものまねを披露して感想を聞いたり、ミッチャンのレパートリーからレクチャーを受けていた。私も昔からよく見てた方だけに、生のものまねは感激だったな〜。特にやっぱり桃井かおりはすごいね。有田からは「ものまねで自分達を誉めて欲しい」というリクエスト。これはさまぁ〜ずのラジオで松村からたけしさんで誉められて喜んでた話が出た(笑)桃井かおりで誉めてもらって、上田も上機嫌だった。ものまねレクチャーでは、「えなりかずき」で「母さん」と言うところから、井上陽水の真似を教わっても「母さん…井上陽水です」とひきずってたのが可笑しかった。最後まで３人揃って言い続けてた。
最後のゲストはおぎやはぎ。リクエストが一番多かったそうで、何故なら以前アンタッチャブルが出た時に「次はおぎやはぎでも」と言ったことがあったらしく。こないだのおぎやはぎとバナナマンの合同ライブ取れなかっただけに嬉しい(笑)上田からの提案で、「君たちは若手なのにどうしてテンションが高くないのか」と指摘があり、それでトークの時にいろいろなキャラ付けをしたらどうかという企画。そのタイトルが「キャラメルトーク〜」と上田がコールしたら３人から「そんな名前付けたの？恥ずかしい〜」と言われてしまい恥ずかしがってたのが可笑しい。それで「結成したきっかけ」や「好きな食べ物」や「好きな映画」の話をそれぞれキャラ付けで「ヤクザ」とか「おかま」とか「神経質な人」「おおざっぱな人」などで、有田がインタビューしておぎやはぎが受け答えをする。矢作がヤクザをやると「叔父貴が〜」というワードが必ず出るのが爆笑だった。ヤクザといえば「叔父貴」と言うイメージが矢作にはあるようで。小木は何やっても妙なキャラになっていて、飄々としたテンションが変わらないのが面白かった。有田も揃って言われたキャラを演じるが、さすがに一番上手い(笑)個人的に「神経質な人」の腰が低くて「もし良かったらでいいんですけどぉ〜」と言うのがすごく好き。上田から「お前もどっちかというとネガティブ思考だからな」と有田を差して言われ「そうなんだよ」と、有田が以前はコワモテのキャラで通ってたけど、それじゃ仕事が来ないので「どうもぉ〜どうも〜」とにこにこ笑って腰を低くして出たら仕事がばんばん入って来たという話が、性格が分かるなぁと思った。それでトークは上田の指示で次々とキャラを変えて話す３人がほとんど即興コント状態になってて、ちゃんとやるところがまた真面目でいい人達だ(笑)それに上田がバンバン突っ込んで３人を叩いてたのが面白かった。おぎやはぎは２人ともボケみたいな感じだから。
最後に普通に話をして、M1グランプリに出るでしょう？と意気込みを聞くのだけど、「自信がない」という２人。「フットボールアワーさんが優勝ですよ、面白いですもん」とライバルを褒める(笑)その脱力具合が彼ららしくていい所なんだよね。オンバトのDVDが出る告知でも「買って欲しいけど見ないで」と言ったりとか。上田からは本当におぎはやぎを気に入ってるみたいで「絶対見たい！買うよ」と乗って言ってたし、「いつか合同コントもやりましょう」とくりぃむしちゅーからの話もあって、ぜひやって欲しいですね。今回はコントなど２人でのネタがなかったのがちょっと残念だったけど、ライブでしか聞けない話とか、２人の素の反応なんかもよく見れて楽しかった。最後の挨拶では、次回はまたネタあり企画ありを考えていますとのこと。それでエンディングは恒例の上田の長渕剛カラオケが(笑)「聞かなくていいんですよ、帰っていいんですから」と有田が言うところを、歌い始める上田の顔の本当に嬉しそうなこと(笑)。しかし歌い始めると有田のアナウンスで「アンケート書いてください〜」と流れて暗転しておしまい。結局、２人がこの先どういう方向を目指してるのかっていうのはまだ分からなかったけど(笑)彼等の魅力に取り付かれてしまったのを確かに感じてしまった訳で。ちょっと恥ずかしい(笑)あとこのちょうどいい地味さ加減も心地よいのかもしれない。
終ったのは９時30分くらいで、有田のラジオの１回目はエンディングトークだけしか聞けなかった(笑)伊集院氏がラジオの告知をして、ちょうど月曜日だったので「上田君の後でTBSを聞いて」と言ってたのだが、有田のラジオが今日からという話が出ると「今日はみなさん聞けません！」っていう(笑)伊集院から「一番のファンが集まってるのに？」と不思議がられてた。それで会場から出て最後だけちょっと聞けたところでは、「スペシャル番組の打ち上げで、上田が今までの女性遍歴を話し出して、最後は『仲間由紀恵ちゃんが可愛い』という話になった」とか、「上田の悪口やタレコミをメールで送って下さ〜い」と言ってた(笑)ナレーターさんは上田のラジオと同じ方で、兄弟番組になってるんだとか、初めて知ったわ。１人だけで話す有田はなんだかいっぱいいっぱいな感じで大丈夫か〜？といった具合だけども(笑)これがどういう展開に進むのか楽しみだ。
