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11/20 DEAD END@渋谷AX

DEAD END Tour 2009 "Metamorphosis"
ツアーは大阪が先で、この日東京の2日間のみ。次のライブ予定の発表はありませんでした。残念です。
Twitterで大阪に行った方を見つけてフォローして話を伺ったところ、大変盛り上がったそうで、東京も期待して行きました。
20年ぶりのツアー。私は20年前にファンになりライブにいけずじまいだったので、ワンマンで見るのは初めて。本当に次いつやるか分からない、出来るか分からないといった切羽詰まり感で胸をいっぱいにして臨みました。
私はYouさんのギター、セッションライブで生で見てすぐ心奪われて、以来ファンです。その後も今年の夏までの間、数えるほどしか見ていません。しかもその夏のJACK IN THE BOXでは、会場が巨大で人がいっぱいで前に進めなかったので、かなり遠くでしか見られませんでした。
今回は全部DEAD END目当ての客でしたし、平日で会社帰りと思われる人がたくさん(私も)20年来のファンだろうなーと思う気合入ったメタラー男女も、後輩バンドのファンからと思われる若い子もいて満員でした。私はなるべく見やすい場所、Youさん側に近づくことができました。BGMはHR/HMの昔の洋楽で筋少ライブの時と似てる(笑)緊迫感と期待でいっぱいになり、スタートはSEが新曲「擬似ヴィーナス」が流れてメンバーが静かに入ります。出たばかりのニューアルバム「Metamorphosis」より、続けて5曲。出てから早速聴きまくって気に入ってましたので、間近で聴けてとても嬉しい。「Dress Burning」で、MORRIEさんが前に出て来て"この世の豚ども"って目を見開いて歌うのにゾクゾクしました!すごいです。Youさんのギターの音、メロディ、素晴らしいしやっぱり大好き。ギターを操る動きも魔術師のよう。来て良かった…!と噛み締めました。
MORRIEさん、MCはオーケンの50分の1くらい(だいたい)少ない上に関西弁で早口なので、何を言ってるか聞き取りにくくて(泣)「ええか−!」って言って煽ってイエー!とかオー!とか客が声をあげたらすかさず「なにがええねん」ってつっこみ?やってたのおちゃめでした。「準備はええかー」って言ってまた「なんの準備やねん」って軽いつっこみw
その後、「死んでくれるかー!」(だったと思うけど正確に聞き取れず)と言って「Frenzy」は1st「DEAD LINE」から、激しいスラッシュメタルです。フロアのごっついメタラーの一団(短髪または坊主)がどどっと押し寄せて軽いモッシュ状態に。
そこから20年前の曲が続くのだけど、古さとか感じさせない。原曲よりさらにYouさんのギターアレンジや音も進化して変わっている。まさにMetamorphosisということでしょうか。Youさんが真矢さんと目を会わせて合図して、始まったギターのイントロ、このメロディは「I Can Hear The Rain」だ!20年も何度となく聴きこんだ、大好きな曲。たしか昔セッションオフで歌ったこともあって、英語の歌詞を書いて出来ないなりに訳して意味を調べて、歌を練習したことがあります(笑)
Youさんは、滑らかに指を動かして、合間に一瞬ネックから離して指を降ってまた弾き出したりしてました。中盤のギターソロ、なんというか音の厚みとかしなやかで、コシがあるっていうか深いっていうか、とにかく好みとしか言いようがありません(私自身がプレイヤーでないから技術的なことはわからない)ギターは何度かチェンジしていて、たしか昔の曲はストラトタイプので新曲はVシェイプのバイソン柄と、ポジションマークが青LEDで光ってるギミックのすごいやつ弾いてました。
ベースラインが印象的な「The Godsend」Joeさんは10年近く前にサポートメンバーで見た事あるけど、そのときとも変わらず、美しいスタイルで凛として弾いている。MORRIEさんも、40代ってもっと体格にボリュームがあっておかしくないのに(Youさんはあるが(笑))なんでスタイル変わらないんだろう〜。不思議。こういう人って50、60歳になっても変わらないんだろうね。
また新曲をはさんで、「Perfume of Violence」では、ハイ!ってかけ声またやりたかったからすっごいテンション上がった。フロア全体がそうではないのだけど、落ち着いて聴き入ってる方も多かったです。それで、そのテンションあがったところで新曲から「Devil Sleep」超高速曲きたー。(人間椅子でいうなら「ダイナマイト」の)短かめで高速で走り抜けるタイプですね。真矢さんがんばってます。思い切りヘドバンしました!終わって「真矢おつかれー」って声もあがってました(笑)
一時、しんとして待つその間、始まったアルバム「Metamorphosis」のラスト曲「冥合」息をのんで聴きました。瞬きするのも惜しいくらい。10分超える長い曲、後半に向けてのMORRIEさんの"語り"ふうの囁きの部分、これがさらに魂を揺さぶるのです。こんな曲に20年後に出会えて本当に幸せだと思いました。最後、真矢さんがドラを鳴らして決めてスティックを高く投げるところもぐっときました。終わってしまうのが名残惜しいです。また再び聴ける日が近いうちに来て欲しいと願いました。
アンコール、JoeさんがPV「Princess」と同じ衣装の白いフリルシャツに着替えてて目がくぎづけ(笑)素敵すぎる!その「Princess」から、これも大好きでイントロのリフから、もうYouさんが神、ネ申としかいいようが…そのギターソロが凄すぎてかっこ良くて腰を抜かしそうになった、まじで。その前に曲の合間でギターチェンジする時にはちょっとおちゃめなガッツポーズ風でおどけてたりした、ちょっとのほほんとした感じの方なのに、ギターを弾くと化け物のようにすごい。わたし的にギターヒーローなのです。多くの若いギタリストに知って欲しいです。
「I'm In a Coma」も20年前から幾度となく聴いた、解散後にYouさんが一時活動されていなくて、何年ぶりかに見たライブ(イベント)で聴いたのもこの曲だった、思い出の曲です。その時はYouさんだけなので、バンドとしては初聴きで、本当に感激だった…。
またアンコールで、「Song of a Lunatic」のとき、たしかスモークが出て来て、幻想的な雰囲気だったのが素敵でした。最後のほうで真矢さんが盛り上げる効果で叩いて、リピートする"Song of a Lunatic"とバッキングのギター、もっともっと聴いていたい気分でした。
メンバーが下がって、もう終わりかなと思っていたら、またアンコールで出て来てくれて、MORRIEさんがメンバー紹介しました。サポート真矢さんには感謝の拍手とコールがあがりました。Youさんは20年前の野音のライブ(DVD化してる「Hyper.d」)の時と同じ、ピンクのふわふわシャツ。同じだったんですね。似た服を用意したのかと思ってました。「ちゃんとクリーニングに出したな。」ってMORRIEさん言ってた(笑)Joeさんはタイガースの黄色い野球シャツ着てきて、大阪でも着てたそうです(あとで聞いた)大阪は湧いたでしょうね〜。「タイガージョーです、トラキチです。」ってMORRIEさん(笑)
昔はもっとMC無かったらしいです(あとで調べた)喋ってくれて嬉しいです。「20年前に見た人?」って聞いて手をあげさせてました。思わず手を上げてしまったが20年前は映像でしかライブ見てない。「初めてきた人?」ってかなり上がってたので、嬉しそうな顔してました。
最後の最後は、DEAD LINEから「The Awakening」きたっ!とばかりにフロア前方が前に押し寄せて湧きます。拳を思い切り上げます。20年前は鹿鳴館とかでこんな感じでもっと激しかったのかなぁ〜とか思いました。20年前から通ってた人は感動もひとしおですよね。JoeさんとYouさんが顔を見合わせて、左右にポジションチェンジします。Joeさんをよく見ると額になんかキラッとしたのが付いてる?JoeさんとMORRIEさん、目の周りを黒く塗るメイクってやっぱいいよね。
もっと聴きたい曲がいっぱいあります!みんな聴きたいです。これから次いつになるか決まってなくて、ロキノンジャパンのインタビュー読んで、湊さんがライブ参加は難しいことが分かり、どうしても無理ならば、また真矢さんがサポートしてやって欲しいです。筋少に続いて本当に、私の大好きなバンドのライブをサポート下さって感謝です。またライブが実現しますように、心から願ってます。
Youさんの他の活動やソロライブも今度は絶対に行きたいなーと思いました。
ブログより。http://014.holidayblog.jp/?p=12073
風邪ひかれてたんですね。それでもこんなに凄いですから、元気だったらどうなっちゃうんだろう?って。2000年振りってw やっぱり怪物です。ステージから写真撮ってた(笑)この感じ内田さんっぽいなぁ。
DEAD END : 「再臨、そして新たなる覚醒」DEAD END、SHIBUYA-AX速報 / BARKSニュース
写真嬉しいです。DVDは出ないよね。出て欲しいなあー。
※おまけ
Youさんギターソロ弾いた直後にひょいっとピックをほおり投げたところ素敵だった。ピック欲しかったー。