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おぎやはぎ BEST LIVE「JACK POT」

(9/8夜の部 北沢タウンホール)
昼と夜があって、夜の部に行きました。今回は過去1回〜3回までの単独ライブより、よりすぐったコントを再演するベストライブとのこと。私は今年の4回目しか行ったことがなくて、CSでやったらしい過去の単独も見た事が無かったらから、全部初めてになります。
DVDが出るらしいのと、他の多くの方々が日記で触れられてるので内容はいいとして、私が面白かったところを。コントは初回の頃からテイストは全く変わってないと思う。はっきりしたおもしろキャラが居る訳でもなく、女装とか変わった衣装もなく、2人の男が繰り広げるおもしろおかしな話という。基本は小木が変な人で、矢作はツッコミなんだけど訂正して引き戻すというよりも、首かしげながら乗っかっていく印象があって、ここが面白いんだろうなと思う。矢作を見てて印象が強いのが、下から斜め上を見上げるように小木を見て話す目が、小憎らしくて可愛いなと思った。小木はもう気持ち悪い(笑)テレビのトーク番組なんかでは、癒し系とか脱力系とかいうイメージがあるけど、コントでの変態演技の時の表情とか、全然リズム感のないでたらめダンスとか、自信まんまんで歌うのにへたっぴな歌とか(笑)そういう所の小木が面白いのだ。会場の前方は女性が多かったけど、これは男性にもぜひ注目して欲しいと思う。もっと取り上げられるべき(笑)それにしても、ホモネタコントが強烈で、しばらく脳裏から離れなくて次のコントに集中できなかった(笑)よくあるほんのりしたホモネタじゃなくて、青年漫画なんかでありそうなリアルな会話で、男性のほうが笑っちゃうと思う。女性は「これで笑っていいの?」と思ってこらえてしまいそうだから。
それから、ドランクドラゴンと東京03とのユニットコント「東京ヌード」での3本も非常に楽しくて、贅沢なものを見たな〜と嬉しかった。矢作はその中で中心になって愛されてる主人公みたいな感じだった。それぞれみんなキャラが立ってて、無駄なところがない。ちょっと新喜劇風なベタな感じもいい。そしてメガネ率が高いのも可笑しかった(笑)7人中5人だからね。塚地の生真面目な演技が上手くてぞくっとしたのと、鈴木のあの破壊力のある天然ボケには驚いた。ゴキブリにビビる演技で、演者がみんな吹き出しちゃったり、半紙をはがすのに破れてしまうハプニングでは、会場が笑いで揺れたからね(笑)メンバー勢揃いしたところで、みんな笑いをこらえられずに話が中断しちゃってた。あれには誰も勝てないって。私も涙出して笑ってしまった。それだけでなく、この熱血書道対決コントの「パッション舞踏書き」、競技の解説が映像で出るのだけど、「JPS全国パッション舞踏書き連盟」とか(うろおぼえ)オリジナルのロゴが出来てて、過去の伝説のチャンピオンの紹介が「トリビア」の解説紙芝居風で出てくるのが、私はすごく好みなのだ。矢作のリングネーム「ジャッカル」と、チャンピオンの「ディスティニー小木」のネーミングもツボ。悪い先生役の角田の演技が、大映風で大げさなのが面白かった。石立鉄男の「うすぎたねぇシンデレラー」とかいう感じの(笑)「パッション舞踏書き」コント広げてトーナメントからやって欲しいよ。