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2/20 音楽と人200号記念「MUSIC and PEOPLE Vol.8」@ZEPP東京

出演:毛皮のマリーズPOLYSICSBUCK-TICK

雑誌「音楽と人」主催のイベントです。発表されたときこれは行くでしょ!と思った。何よりチケットが3900円、手数料別としてもこれは安い(笑)
マリーズは去年までフェスで筋少や椅子と同じ日があったけど、出演時間が早かったり遅かったりで無理だったので見れず、何より志磨君が映像一目みてカッコイイ!って思ったから気に入らないわけがない。ポリはフェスでしか見たことないけど音源ほとんど持ってるし、CDJに続きB-Tがまた見れる。
というわけで行ってきましたが、始まる直前に家で子供を見てた旦那から電話あり、子供が頭を切って出血(泣)病院で手当して無事だったけどちょっと不安なままで見てました。内容はちゃんと覚えてないけど、最後のB-Tがすばらしくて大満足でした。
思うままに感想を書いてみます。そもそも「音楽と人」創刊時の編集長さんからは今は出版社も何度か変わってて、初期は筋少がよく載ってたけど今は全く載らないし(苦笑)買ってないのよね。
さて、出演順は妥当にキャリア順で毛皮のマリーズPOLYSICSBUCK-TICKでした。こういうイベントだとワンマンと違ってファンの服装が色々なので見てて楽しいです。バンドも20代、30代、40代と世代順ですし、お客さんの年齢も幅広い。親子と思われるB-Tファンも見かけました。
ZEPPは去年筋少で行ったのが初めてだったので椅子ありでした。通常のスタンディングを見るのは初めてで、広いし柵が合間にいくつか配置されてる。今回は上手側に立ってみました。一柵前でよく見えるしぎゅう詰めにならないので安心。ステージのセットは見た目でトップは誰か分かりますね。
最初は毛皮のマリーズから。志磨君は薄いピンクの上下スーツがとってもお似合い!白フリルのシャツに細いリボンタイも可愛い。アルバムはメジャーから出た2枚と代表曲「ビューティフル」は持ってたけど、最新作はライブでやらないらしいと聞いてた(通常編成では再現できないので、ツアーのCCレモンホール公演のみだそうな)から、1枚目が中心だったのかな?セットリストが書いてあるブログを見つけたので、参考に聴き直してみようと思います。志磨君はロックスターだな〜と思いました。スポットライトが様になる。気づいたのはわりとハイキックする。最後のほうで靴縫いで投げてた(笑)ギターは西くんって呼ばれてたけど愛称で西君って名前じゃないのね。スリムでモッズスタイルでした。ドラムの富士山富士夫さんって名前だけでもナゴムでいいよね(笑)お気に入りの「ボニーとクライドは今夜も夢中」が聴けたし、ベースのヒロコさん(愛称はヒロT)が歌う「すてきなモリー」も聴けた。志磨君のMCはやっぱりROLLYを彷彿させるが、私は他のルーツは詳しくないので色々あるんだろうな〜。そして「ビューティフル」は名曲!ぞくぞくしてうるっときた。私の中ではアンジーの「銀の腕時計」の感じで。ハモンドオルガンの音が素敵で、ソウルフラワーユニオンの奥野さんがサポートでした。それは強力ですよね。「Mary Lou」で愛をこれでもかと歌う志磨君に、これは自分が若かったら惚れちゃうかも〜って思った。(笑)志磨君がMCでバンドのことを「古いスタンダードなロックをやってます」みたいなことを言ってた。CDJのダイジェスト放送を見て若手バンドはわりとラウド系が多いと思ったので、マリーズのこういう横乗りのオールドスタイルな感じが継承されているのはいいですね。
次はPOLYSICS、転換の間に私の前にポリTシャツの男子女子がいっぱいやってきた(笑)始まったら前につっこんでいき、ぽっかり空間があいたので、ゆったり乗れて良かった。昨年夏のロッキンフェス以来のポリ。ハヤシ君が暑すぎて水被ってた記憶がよみがえったけど、今日は屋内なので快適ですね。インスト曲からの飛ばして動きます。メンバー3人になってからの新曲でお気に入りの「How are you?」でごきげんに腕を挙げて、「Young OH! OH!」も大好きな曲。フロア前方がモッシュに。ポリは電子音でテクノやニューウェーブであるけれども、ドラムがラウド系で激しく乗る感じになるところがカッコよさで人気なんだろうな〜と思います。それからちょっと変でクールなテクノの「Eye Contact」「First Aid」も聴けて良かった。私的には有頂天の感じだったり〜P-modelの初期の感じなので好みです。
ハヤシ君がおなじみ「トイス!」の挨拶と、音楽と人200号おめでトイス!と(笑)イベントだからトイスの説明もして、「なんでも使えますからね〜、おはようとかこんにちは、タクシーを止めるときにも」(笑)新体制になって、今度3月に初めてのアルバムが出ます!という話、こないだ出たのはミニアルバムの扱いなのかな。ツアーも発表されました。ヘビーポリシック菌をばらまきに行くそうです(笑)ハヤシ君がやっぱ一番親近感あります。フミさんは激しくヘドバンしながら弾いたり、シンセや機械を操作してかっこいい!今回は二人がベース女性なんですよね。
そのニューアルバムに入ってる新曲ですということで「レッツダバダバ」手を叩いてダバダバ〜ダバダバ〜って楽しい!アルバムで聴けるの楽しみです。後半は畳み掛けで飛ばす激しい曲で「BEAT FLASH」「カジャカジャグー」「シーラカンスイズアンドロイド」フェスの定番です。最後は「Shout Aloud!」後半のコールが壮快なんですよね。フロア前方のモッシュがさらにすごいことに〜。
トリのB-Tの合間の転換であっというまに視界が変わって黒っぽくなりました(笑)ちなみに私は年齢的にも(苦笑)やっぱり黒尽くめで見た目はB-Tファンでした。タオルはDEAD ENDだったり。ファンの皆さんはツアーTやタオルなどを付けていて、デザインが美しいですね。
ちょっと長めのSEからメンバー登場、なんていうかやっぱり纏ってる雰囲気にキャリアを感じます!たぶん私の目の色が変わってる(笑)CDJで初めて観る前に、近年のアルバムをそろえたけどどれも気に入ってて、そもそも初期はベストで聴いてて、そこは根が筋少ファンなので(すいません)邪道で二の線三の線なアウェイな立場だから観てる角度がまっとうなファンとは違くて。聴けば好きなんだけどこれまでライブで観る機会もなく、中期の音源少し持ってたくらいでそんなにはまらなくて、だけど去年聴いた3枚は、その前に聴いたのとまた印象が変わって、ニューウェーブ風もあり初期のポジパン路線もあって勢いあるポップかつゴスで好きだなーと思いました。なにせソフバファンなので系統も近いし。なんで昔一緒にツアーやってたの知らなかったんだ〜と自分を責めたい。(※調べたら94年だった。ソフバは活動停止前は1回しかライブ行けなかった。)
今回、twitterでライブ行くこと書いたら行く人もけっこういたし、B-Tいいな!という方もけっこういたのですが、オーケンが過去のB-Tに対するネタあれこれ(苦笑)を思い出すとファンには避けられてるんじゃないんのかしらと思うです。なんだかすみません。前置き長いけど、で、1曲目の「独壇場Beauty」でうわーい!キャー!ってはしゃいでました。フェスの時とはまた全然違う、この盛り上がりの熱気!前のほうで観てて良かった。モッシュにもならないし、ヘドバンもなく基本的に腕を挙げたり跳ねたりするノリです。ここまで近くで観れる機会はもうなかなか無いだろうな〜と思いつつ見てました。気がついたのはあっちゃんがよく水を撒く事。ペットボトルやコップでも撒いたりしてた。ちょこっと水かかった〜!(ここでおいちゃんを思い出すのだった)それでCDJの時から思ってたけど、ユータさんがかわいい。仕草とかお茶目だし何より笑顔が素敵ー!ちょくちょく手を振るのも可愛いし、あっちゃんが近づいて歌うときにじゃれてたり。こういうの弱いです。ヒデさんは後半なんかの曲であっちゃんが近づいたときに一差し指を口にあててしーってやってたのはなんだろう(笑)今井さんはCDJの時から髪を切ってさっぱりして金髪のパンクスみたいになってた。あっちゃんと並んだり、膝付いて弾いたりする姿がカッコイイ。今井さんは配置シモテで、カミテはヒデさん。わりと動いて入れ替わったり、ユータさんは後方なんだけどたまに出てきて弾いたり、並ぶ姿がどこをとってもすごいって、表現がうまくいえないが、ずっと同じメンバーでやってきた雰囲気っていうのかな?活動してきて世界観が確立されている、ファンがついてきているのがよく分かるし、セットリストがほとんど近年の曲でも昔からヒット曲もあってライブ定番もあるだろうに、今のツアーでやってる最新の曲でこれだけ盛り上がっていて、走り続けていてるライブバンドなんだなということ。逆に筋少の場合はフェスだと気が弱いから(笑)昔の有名曲をメニューに入れるんだけどね、そこがまたいいところでもある。
あっちゃんはMCで「200号おめでとうございます、また出してね」なんて言ってた。音楽と人、音楽を聴いて生きていきましょう〜という事を言って(正確に覚えてない)始まった「memento mori」のイントロ!わっとフロアが湧いて、腕が上がる。これやってくれるとは!って思って、長めの曲だから。音源聴いたときに衝撃的で、すごい!って思ってB-Tで今まで聴かなかったような感じの、沖縄民謡音階ふうなのかな〜?それでコールと繰り返しのリフというか、筋少だとサーチライトにあたる枠なのかな?ってなんとなく思ったけど(すいません)(語りは無いです)ライブでメンバーと客が呼応しあって高まっていく感じ。音源ですごいと思ったけど、まさかのライブでの感覚が味わえて感動でした!
終盤は「Jonathan Jet-Coaster」「真っ赤な夜」と最近のアルバムからの疾走感のある曲で、とてもお気に入りなので聴けて良かった!手をあげてコールするの気持ちいいです。かなり好みで80年代風というか〜。B-Tはヴィジュアル系の元祖って言われるけど今のヴィジュアル系とはまた違うなと、大きくくくると入るけど。若手のネオV系を探してはおもしろがってたけど、大事なところを見逃してたわ。
バンドの規模がそれなりにでかいので、なかなか難しいけど「memento mori」をライブで再び聴きたいからそれだけのためにも、行きたいなと思います。
アンコールで再び出てきて、あっちゃんが「毛皮のマリーズPOLYSICSの分までアンコールやります」という事を言って(正確に覚えてない)「Iconoclasm」これはCDJでもやってたけど昔からのライブ定番なんですね〜。あとで、twitterでファンの方が「ファイブフォー毛皮のマリーズ、ファイブフォーポリシックス」って替え歌してた!って書いてたのだけど、私は気づかなくて(苦笑)粋なはからいですね!もう1曲ラストには音楽と人に乾杯ということで「DIABOLO」ユータさんがアップライトベースに換えて、ゆったりしたリズムに洋画のワンシーンのパーティーみたいな雰囲気で乾杯ポーズで綺麗に終わりました。あっちゃんの目ヂカラ頂きました。セクシ〜でほれぼれ。(目の周り黒いメイクなので、ほのかに水戸ちゃんに思いを馳せる P-ROCK仲間だしねw もうすぐ不死鳥ライブだ〜)やっぱり40代バンドマンが好きだなー!