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2/11 ケラ&ザ・シンセサイザーズ@代官山UNIT

twitterでケラさんが前々から口を酸っぱくして(笑)連日のようにライブの宣伝をされていましたが、よりにもよってこんな大事な日に関東は大雪注意報という!三浦さんはヤケクソになり「来なくていいからお金ちょうだい」という始末(苦笑)シンセはツアーではなくこの1本だけで、このあとはケラさんが芝居制作のため予定がなし。貴重なライブでした。交通機関が心配でしたが、夜には雨になり無事に着きました。
私はUNIT初めてだったのですが、ロフトに比べるとステージもフロアも横幅広く天井も高くて開放感ありました。
ステージは幕がなくセットが見え、下手前方に福間さんセット、新兵器(笑)iPadつきマイクスタンドがありました。後方には段があってベースとドラムセットがあり、今回はよくリウくんとレイコさんが見えました。
ケラさんが終わってからtwitterにセットリストあげて下さいました。こういうの有難いですね。その前もファンの方から教えていただいたので、それをもとに感想思い返してみます。
アルバム「Body and Song」の一曲目「MORE SONG」からスタート。曲聞いててこれやりたいなーって期待してた、ヤーッ!って掛け声がイメージ通りで嬉しい。続いて「ニュース」は有頂天曲でシンセでは定番。後半のジャン!って止まるところで、ケラさんが歌うの止めてしばしMCで湧かせます。相撲の時事ネタ(笑)八百長だっていうならいっそ八百長相撲と言って、行司が呼び出しで勝ち、負けと言えばいい、今日の会場は代官山って力士の名前みたいだ。など話してたと思います。
有頂天曲「ト・モ・グ・イ」これは懐かしい!シンセでやったことあるような、ないような?やったかなー。アレンジがカッコイイです。21世紀っぽいというか。新アレンジで音源が欲しいですね。
曲終わって続けて新曲から「パパのジャズ」「オンガク」と続くだけでもほろっとくるのに、そのまま続けて「HAPPY SLEEP」と来るなんて!やられた、ずるい(笑)泣かそうとしてるって思った。かなりぐっと来て涙目になってしまいました。「オンガク」では後半、レイコさんとケラさんが交代で歌うところがあって、レイコさんが歌うとケラさんがぱっと足を開いて屈んでて、見やすいようにしたのかな?って思いました。
最初のMCはここでしたか、すでに記憶がおぼろげです。CDを買って下さいね。という話は何度かしてた(笑)知り合いに配ったのだけど、鈴木慶一さんだけが反応がないそうです。心配になってtwitterで届きましたか?って書いたら、おー、これから聴く。って帰ってきたという(聴いてない(笑))それでも鈴木慶一さんが知り合いなのがさすがケラさんですよね。くるりの岸田さんから帯コメント貰ったのは、ケラさんの直接知り合いではなくてレイコさんのバンド(tokyo pinsalocks)のほうで、遊びにきてた岸田さんがラフミックスを聴いて気に入って下さったそうです。嬉しいですね。篠原ともえさんから今日メールが来て、「今日行けません。オンガクが聴けなくて残念です」って書いてあったけど、それ1曲だけかい(笑)ってケラさんツッコミ。
新曲から「ニセモノ」「今はミイラ」ドラム叩きながら歌うレイコさんのコーラスが可愛いです。
続いて「ゴメンナサイ」はシンセの初期のほうの曲、これはぴょんぴょん跳ねたりする福間さんとケラさん、蛍光色っぽいカラフルなシンセの音が好きなのです。私は福間さんがわの前のほうで見てましたが、最前列の元気な女子チーム(?)を微笑ましく見つつノリノリでした〜。
そしてシンセ曲の定番「夜のスポーツ」サーフィンふうのテクノポップ、大好きな曲です。
このあとMCだったか定かじゃないのだが、アルバムを送った中に平沢さんは居ない、なぜなら誰も連絡先を知らないから(笑)という話が出て、「この中で1番最近まで平沢さんだった」(?)福間くんでも「知らないっすよ」と。知らないんかー!(笑)twitterで身内しかフォローしない平沢さんなのでDMも出来ないんですね。ハッカイさんが最近民族音楽やってるから送りたいんだけど?と聞かれたけど知らなくて、福間さんが言うにはつい先日twitterで平沢さんが、これから無料で曲を配信する予定だから、知り合いの音楽家は連絡よこすように。って書いてるのに連絡先知らないから連絡しようがないという。もちろん三浦さんも知らない。「とんだマヌケ野郎だな!」(という感じで言ってたと思う)フロア大爆笑。ケラさんが、これすぐにtwitterに書かれちゃうよ。三浦がこんなこと言ってたって。という感じで笑いが飛んでたけど、その後の反響はどうでしょう?分からないので気になりますね。
ケラさんが日本のテクノにはヒエラルキーがあって…ってこの時に一緒に話したのかな?「ポッキーのCMに出てるゆかいな3人組」がトップで、その下に俺たちの師匠がいて、俺たちがいて、その下がFLOPPY。とのことだが、ざっくりしすぎ(笑)細野さんなら追い越せるかな〜?なんて冗談まじりに言ってました。

三浦さんのヤケクソが可笑しくて(笑)ケラさんの話によると、twitter初めた当初はこういうこと言うのは自分のほうで、三浦は「来てくれてありがとう」とか言わなきゃダメだよ。という側だったのに今や逆転して、チケット買わなくてもいいから金だけちょうだいと(笑)三浦さん、本性が出てきたのですね。ケラさんが、年とるとね〜……としばらく言葉が出てこなくていいや、とやめちゃってたけど、年とるともう飾らなくなって言いたいこと隠さず言うものだと思った(笑)
有頂天曲からシンセライブの定番「フィニッシュソング」さよなら!っていうかけ声の歌に続いての、シンセ曲「サヨナラのセオリー」に続けるというのが粋ですね。この曲は福間さんの動きがキュートなのでじっくり見てしまいました〜!ぴょんぴょん跳ねながら、指先で叩くようにキーを弾いたり、右手を肘の先からくるくるっとまわしてみたりと。
新曲から「機械じかけの子供たち」ゆったりと長めの曲、じんわりと心にしみました。ケラさんの舞台の場面を思い出したりしました。
もっと前半のMCだと思ったけど、有頂天は今年か来年でデビュー30周年なんだそうで、有頂天の話題をtwitterで出すと「再結成しませんか?」と聞かれるそう。以前はやらないと言ってたけど、最近はまた気持ちが変わったそうで、悩んでるような心境を語られていました。爆風スランプが復活ライブを先日やったことを聞いて、新曲は出さないけどライブを1度同窓会的にやるのはいいことがあるのか?というのを"「サンプラザ中野くん」さん"に聞いてみようかな?と仰ってました。(なんで「くん」をつけたんだろうねー?と言ってた(笑)これも訳があるんでしたよね。たしか「くん」のほうが運がいいので「さん」は付けずに読んでほしいのだそうです)
それから、伝説になってる砂原まりんさんの「ケラさん逃げて」事件にも触れられてました(笑)その有頂天が解散後に一度復活イベントをいろいろなバンドと一緒にクラブチッタでやったとき(と、ケラさんが毎回ステージで使ってるクラブチッタのタオルを見せながら)この話は諸説あって誤った話も流れてるそうなので、いずれブログでちゃんと説明したいそうです。可笑しいのがgoogleで「ケラさん」と入れると自動的に検索候補で「ケラさん逃げて」って出ることがビックリしたという(笑)「wikipediaに書いてあるの?」と言ってて、むしろwikipediaに「ケラさん逃げて」で作れば?という話に発展してました。実際今はどうなんでしょう?と思って調べたら、ケラリーノ・サンドロヴィッチの項ではなくて「電気グルーヴ」の項にありました。
有頂天曲から「オードリー・ヘプバーン泥棒」「アローン・アゲイン」毎回シンセライブでやってるこの曲、私はちょうど有頂天のライブに当時通ってた頃の曲でもあるので嬉しいのです。福間さんのアクションも可愛くて、腕をあげてお客さんを煽ります。ケラさんのマイムもステキです。
その後のシンセ曲「神様とその他の変種」いつになくぐっときて泣けた。仕事で辛いことがあって、帰宅時に聴いて泣いちゃったのを思い出した。以前にあった同名のケラさんの舞台は見てなかったのだけど、見てたらさらに感動して泣けたのかも、終わったあと見たtwitterで行った方が、ここで号泣しちゃったって方を見かけたと思う。静かにはじまって、だんだんテンポアップして広がっていくのがいいんだよね。聴くたびに好きになっていきます。この曲のときだったかな?リウくんが前に出てきてニコニコしながらよく動いてました。すると前列の女の子達がきゃ〜ってはしゃぐのがかわいらしいので、もっとしょっちゅう前に出てくればいいのに〜なんて思いました。
本編ラストは「心の旅」有頂天の初期の代表曲です。これも定番で20年以上歌われているのですね。しょっちゅうはライブできないけれど、こうしてケラさんの歌が聴けること嬉しく思います。
アンコールで最初に出てきたケラさん、ツナギの服を上を脱いで袖を腰で縛ってたのだけど、歌う途中でほどけてずり下がってきちゃって、次の曲の前に、中途はんぱなところで止まって着ることができず、一度脱ぐこともできないので(笑)「今から福間君に直してもらいます!」と宣言してから、福間さんに手伝ってもらって、後ろ向いてぴょんぴょん跳ねてたのが可愛らしかったです。これがオーケンだったら「できない〜やって〜」ってスタッフに着せてもらう幼児状態なんだが(ちなみに、いつもオーケンのステージ係の担当の男性は、三浦さんのローディさんもやってました)
アンコールは有頂天中期ごろの代表曲「君はガンなのだ」と、シンセの新曲「ケムリの王様」福間さんがiPadの操作をしながら、コーラスされてました。アルバムのイメージ通り、それ以上にライブは躍動感があっていい感じだなぁと思いました。そしてもう一度アンコールで色違いのお揃いシンセTシャツを来て出てきて、ケラさんが「もっとライブがやりたい」という事を仰ってて、たまの映画でも見たけど知久さんや石川さんは、どんな所でも毎日のようにライブをやっててそれが羨ましいそうです。ケラさんには舞台の仕事が次々とあります。演劇会ではもうなくてはならない存在ですものね。「あいつらも演劇やればいいんだー」って逆ギレ気味に言ってた(笑)「平沢さんなんか、『真夏の夜の夢』で惚れ薬飲んで好きでもない女に惚れる役とかやればいいんだー!」ジャカジャーン!そこですかさず三浦さんがギターで効果音を入れてたのが笑った。(平沢ファンの皆さんこれで想像して楽しみましょう)巻上さんも演劇やればいいんだー…ってやってるか。(そうですね)シンセはこのあと、またニューアルバムの制作に入る予定があるそうです。また出来たらライブやりますと仰ってました。今はCDが売れなくて、ケラさんが年末年始にバリ旅行に行ってNHKが映るので、紅白のあとやってたさだまさしの番組でさださんがずっと「CDが売れない」って言ってたそうで(笑)それだけ売れない時代なんだなーと。ケラさんは「コンセプトアルバムの時代の人だから」という事を言ってたけど、私もそうです。アルバムは通しで一作品だと思ってほしいのね。アルバムが物として無いと気持ち悪いの。と仰ってた気持ちよく分かります。
最後は「BODY AND SONG」これ、すごくライブで聴きたくて待ってたから一番嬉しかった!想像した以上にすごく楽しくて、感動しました。解放されていく感じ。なんでこれ1回のライブだけなのか、本当にもったいない!「笑顔に惚れるな!」ってかけ声を福間さんがケラさんのほうを指さしながら前を向いて言って、BODY AND SONG!ってケラさんが言うとオーディエンスが腕をあげて叫ぶ。楽しい!こういうの、回を重ねてくともっともっと盛り上がって楽しくなりそう。だからまたライブでやって欲しいです。

(おまけ)
メンバー紹介の時、リウくんがケラさんにからかわれてたのが面白かった。先週パリでシャンソンのカバーを演奏した話から、サポートで色々やるほうが性にあってますねと言ってました。「ADAPTER。」のサポートの話では、ライブが2/14にあり握手会まである、「サポートなのに僕も」って言ってて(笑)ケラさんにバレンタインにあわせたみたいでわざとらしい〜って言われてた。ADAPTER。はメトロノームのフクスケさんのユニットなんですね。テレビ番組「Vの流儀」で今PVが流れてることも話してました。リウくんはPVには参加してなくて、ダンサーが踊ってる(笑)という。いい感じなのでアルバム欲しいな〜って思ってます!
福間さんの時は、告知ないの?って聞かれて、「soyuz project」の活動予定を説明するときに、基本一人でやってることを言うと「今一人でもできるもんなー。中野とか。」平沢さんも1人でやってますしね。1人なら喧嘩がない(笑)って言ってた。三浦さんはいろいろリリースがありすぎてなんだか分からなくなっちゃった!って仰ってた。レーベルから色々出るようですね。サイトで確認。レイコさんのバンドtokyo pinsalocksでサポート出演されるそうです。

MORE SONG
ニュース
ト・モ・グ・イ
パパのジャズ
オンガク
HAPPY SLEEP
ニセモノ
今はミイラ
ゴメンナサイ
夜のスポーツ
フィニッシュソング
サヨナラのセオリー
機械じかけの子供たち
オードリー・ヘプバーン泥棒
アローン・アゲイン
神様とその他の変種
心の旅
(アンコール)
君はガンなのだ
ケムリの王様
(アンコール2)
BODY AND SONG