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虎の門「しりとり竜王戦」(6/18)

放送データはひろこさんの書かれたものを参考にしました。ありがとうございます。
http://d.hatena.ne.jp/hiloco/20040619
今回で4回目の「しりとり竜王戦」。先月の「しりとり道場」で選ばれたカラテカ矢部と、志茂田景樹氏が参戦する。なぜかこないだ「もう出たくない」と言ってた大久保さんの姿も。それから、ジャリズムの渡辺あつむ、千原Jrが参加。今回は有田がいないのが残念だ〜。やっぱりスケジュールに無理だったのか、それとも選ばれなかったのだろうか。そしてすっかりおなじみのダブルブッキング川元が揃う。今回のメンバーはかなり期待が持てそう。やはり毎回「ダイナマイト関西」に出た人が連れてこられるね。今までは天然ボケ要員としてスポーツ選手の枠があったけど、今回からは正面から面白さ狙う人で勝負に出たって感じ。
1回戦のAブロックでは、最初から Jrが飛ばして来る。大喜利が得意というだけあると思った。しかし有野はやっぱりすごいなーと、飄々とした表情で、考える時間もそれほどかからず言葉を出して来て、しかも面白い。有野は一度「ん」を付けて減点してしまうけど、後半にがっちり巻き返してきた。 Jrと有野が決勝に進むのだが、矢部もかなり面白くて、「ロックな言葉」の題ではツボに入ったなー。他の人は音楽の言葉(ギタリストとか)を入れてくるところだけど、矢部はほんとにロック的な言葉を入れてくるから。「名古屋発ロンドン行き」なんて、昔の名古屋のパンクバンドのキャッチフレーズっぽいなと想像しちゃって(笑)「洗濯orDIE」って曲もありそうー(笑)とか。「友達はいねぇ」も、そりゃいないよ(笑)という。大久保さんはずっと制限時間いっぱいまで考えてて、最後のほうになると開き直ってテーマから反れて普通のしりとりになってたのも面白かった。「デース!」って笑ったなぁ。曲のかけ声であるから。私は筋少しか知らないけど*1大久保さんにはまた出て欲しいな。女性ならではの言葉選びってあると思うので、千里子も応援してたし、必ず女流枠は入れて欲しいですね。
Bブロックは、板尾竜王も入っての対決で、またレベル高かった。渡辺さん、期待はしてたけどそれ以上だった。やはり構成作家だからというのはあるだろうか、頭の中に言葉がいっぱい詰まっているのだろうと思った。危なっかしさが感じられず、必ず面白いという安心感さえある。差す時に悩んでる顔がいつも面白かったのも印象的だった。出す瞬間に緊張が頂点になって笑顔になるところがキュートだと思った(笑)それに対して板尾はどかんとパンチが強いのと外す時もあさっての方向に行く感じ。でも当たった時の破壊力はものすごい。やっぱり今回も「ん」で減点して、やっちゃったーと顔を伏せてたし。出されたテーマが「気まずい言葉」「清潔感のある言葉」というニュアンス風なのが、難しいかと思ったが、具体的なテーマのほうが志茂田さんは面白いのかもしれない。それで決勝に進んだのは板尾と渡辺の2名だった。川元もおしかったけど、やはりキャリアの差だろうか。しかし今回はレベル高いと思った。
準決勝では、有野vs板尾の竜王対決と、渡辺vsJrの吉本対決になる。勝俣が「全員大阪人ですねー、東京にもいてもらいたかった」と一言。たしかに大阪出身芸人ばかりだわ。やっぱり大喜利才能が鍛えられてるからなのかな?東京っていったらやっぱり小木にまた出て欲しいなー。山崎にも出て欲しい。それで、有野vs板尾は名勝負でわくわくした。勝俣が「エキジビションマッチのようだ」と表現していたくらい、2人とも勝負を楽しんでいたと思う。言葉をあとで見るだけでも、想像できて面白そうな言葉ばかりだ。渡辺vsJrの対戦もいい勝負だった。力の差が互角だと思う。手の出し方も親しい仲ならではのものを感じさせた。「妊婦の笑顔」から続くやりとりは、こないだの有田vs川元がやってた「俺のビデオ」の流れを彷佛させた(笑)
決勝は有野vsJrで、「偶数の優勝はもらいます」と自信を見せる有野は、ここでしりとり竜王の力がより大きくなったなと感じた。最初にJrが、「いとこだがとりたてる」で1本を2つ取って、その後もシリーズで「妹だがとりたてられた」と続けてるのが面白くてこれで決まったかと思ったけど、有野が後半に向けての巻き返しがすごくて、最後の「血まみれなのだが、大爆笑」この短い一言だけで、1つのコントが思い浮かぶようだった。

*1:「再殺部隊」という曲。どうでもいいですが