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1/30 PANTHERソロライブ@O-WEST(橘高さんゲスト)

「Sexy Finger III レコ発決定記念 〜もう春まで待てませんっ!〜」
出演:PANTHER(theCYCLE)
ゲスト:白田一秀(ex.PRESENCE /ex.GRAND SLAM)
橘高文彦(筋肉少女帯、X.Y.Z.→A)
OA:eternall recold / LA★69

PANTHERさんはtheCYCLEのギタリストで、ベースがオーケンとも共演したことがある村井研次郎さんでおなじみ(?)のメタルバンドのメンバーです。ソロアルバム発売記念(現在製作中)で、ゲストで橘高さんが呼ばれたということで、行って参りました。私のもう一つのお目当てはもう一人のゲストの白田さん。橘高さんとほぼ同世代かちょっと上の80年代ジャパメタの方です。先日のクラシックロックジャムではなんとオーケンと共演したっていう!現在はラルクのkenさんのサポートなどで活躍されていますが、私にとっては89年〜のプレゼンスから解散後のグランドスラムのギタリストで、ライブも何度か行きました。90年代前半にセッションライブでも何度か見て、その後は同行を知らずでしたが、白田さんを見るのは一昨年のジャックインザボックスサマーで筋少と一緒になったとき、kenさんサポートでちらっと見た以来です。
そして主役のPANTHERさんはマシンガンズ在籍当時ちょっと見てました。その後は知らなかったです。ソロアルバムを2枚だしていて、今度は3枚目だそうです。
橘高さんの出番は2曲でちょっとでしたが、簡単に見た感想を書きますー。

オープニングアクトは、PANTHERさんの後輩バンド2組で、最初の「 LA★69」 こちらはZIGGYみたいな感じのアメリカンロックで、演奏しながら振りもあるところが、マシンガンズに影響されてますね。次の「eternall recold」ボーカルが女性でハスキーっぽい声がかっこいいです。ギターはメタルで高崎さんっぽい感じのメタルでした。ベースのつんつんヘアーのワッキーさんは、PANTHERさんのサポートベースもされていました。


そして本編はPANTHERさんが登場してまず2曲、ソロといっても歌うわけではないのですね(笑)歌わへんよ、MCのためにマイクがあるんやから。ってなことをおっしゃってました。ドラムはくろちんというパワフルなメタルサウンドを叩く方で、前回のソロからサポートされているそうです。テクニカルスタッフの方がファンにおなじみらしく、「まんなりさん」と声援もかかってました。ギターセッティングの他にもバックにかかる音源を出す機器を袖で操作されてました。PANTHERさんの曲はなんというか、私はメタル詳しくないのだけども、パワーメタルっていうのかな?橘高さんの西洋お城系とは全く違う、力強くてかっこ良いサイバーな感じがします。
ステージのバックに幕がはられてて、動物のPANTHERがバラをくわえてるっていう、それに「Sexy Finger PANTHER」と書いてあります。セクシーフィンガーと呼ばれて、異名を取る(笑)とおっしゃってました。そのセクシーなPANTHERさんですが、今日は先輩でもっとセクシーなお二方をおよびしました。ということで、最初に白田さんが呼ばれました。
「関西からやってきました」と白田さん。そういえば今回はほとんど関西出身なのかな?OAのバンドも関西だったみたいだし。PANTHERさんが「もうこっちで(客側)見たい」と言うくらい、若いころからのファンだそうで、最初に見たのはプレゼンスがデビューする頃(83年ごろかな?)三重県から京都のライブハウスでXと対バンしたのを見に行って、遅くて帰れなくなって友達の家に泊めてもらったそうな。白田さんが裏話として、そのライブハウスは元バンドマンで一緒にやってた人が経営してたから、Xが花火やっても出禁にならなかった(笑)ので、よく出てたそうです。白田さんは昔はちょっとメイクしてるだけで美形だったですが、今はメイクなしでもカッコイイです。体型はがっしりされてますね。この日出たギタリストはVシェイプギターばかりでしたが、白田さんだけはスタンダードな形の。どこだったかちょっとわからなかったのですが、ナチュラルカラーの木目ギターだったような。PANTHERさんはESPのオリジナルVシェイプギターなのですね。やった曲はMSGの「Captain Nemo」と、PANTHERさんの曲で「白田さんに合った爽やかな」ということで「Miracle」をやりました。PANTHERさんが白田さんに「ルディと白田さんどっちですか?」って聞いてたのだが、「仕事によって使い分けてる」のだそうです。昔からのファンにはルディでおなじみですよね〜。O-WESTは後方でもよく見える会場なので、久しぶりによく見れてうれしかったです。
PANTHERさんが、俺の弾き方は白田さんによく似てるやろ?と言ってて、GRAND SLAMのビデオを何度も見てまねしていたそうです。白田さんはプレゼンスでデビューして、解散後にGRAND SLAMってバンドに入ったのですが、私は90年ごろのNHKホールライブに行った記憶があります。好きだったのですが解散しちゃったんですよね。調べたら現在も公式サイトがあって、白田さんも出演情報を載せていました。また機会あったら見たいなぁと思います。


さてお待ちかねの橘高さん登場です。いつものアンプの壁…ではなかったですが(仮想で出てたとします)衣装はユーフォリアのソロ仕様の白レースと黒のコンビネーションで網タイツでした。ギターはメインのオールドVで、PANTHERさんに「すごいですね〜いつから使ってるんですか?」と聞かれて、「23歳のときやから〜…1年?(苦笑)」はい出ました24歳設定。そろそろこのパターンも嫌になってきた…とかなんとかでフォロー(?)PANTHERさんに、長くやってると容姿がだいぶ変わっちゃう人もいますが、昔からずっと変わってなくて…と言われると、「俺はそうやけど、変わった人は知らないなぁ、誰だと思う?」とか(言葉は正確に覚えてないけど)後輩にいじわるして聞くような感じだった(笑)PANTHERさん困ってました。曲はMSGの「Into The Arena」からでしたが、橘高さんのギターから音が出ないトラブル発生、自分から止めてたのが珍しいです。ワイアレスの不調だったようで、おなじみテクニカルのみーやんさんに話しかけてました。でもトラブルはなかったことになりました(笑)PANTHERさんと向き合って弾いたりして、後でMCのよるとハモリの部分はオリジナルではキーボードなのを、橘高さんが弾いてくれたとのこと。子供の頃から弾いてるから、メロディを覚えたというよりかは、運指で覚えてたのだそうです。橘高さんはバッチリ橘高さんであった。もう1曲はPANTHERさんオリジナルの「忍者」という曲で、サイバーでパワーメタルな感じの曲調でも、橘高さんスタイルは変わらぬままのギターと、ピックばらまきもやってくれました。中央でやってくれたので、中央前列の皆さんがしゃがんで取る風景が下手側から見られて楽しかった。PANTHERさんもあとでビックリしたと言ってました。筋少とXYZ-A以外の曲が聴けて珍しくて嬉しかったです!PANTHERさんが橘高さんとの出会い話をもうちょっと聞きたかったなぁ〜。アルージュ時代から知ってたのかな?


その後、またPANTHERさんのソロ曲を演奏して、アンコールでは「もう曲がない、全部やっちゃった」と言って、プレゼンスや筋少の曲をやろうかと思ったけど準備してない…と言うと、スタッフのまんなりさんがステージをスキップで横切って裏に入り、白田さんがひょこっと顔を出しました。そしてPANTHERさんのギターが外されて、白田さんがセッティングして、歌詞カードを渡されるっていう(笑)ドッキリでした。場内どっと沸き、誕生日でもないのに〜とハンドマイクで歌うはめになりました。曲は「Rock Me」これは初期の曲ですよね。私が持ってるのは後期のアルバムだけだったので、聞き直せず残念〜。白田さんの弾くプレゼンスが聴けて嬉しかった!また別の機会で聴けたらいいなーと思います。
ハンドマイクのまま困って挨拶したPANTHERさん、これで終わりじゃないですよね〜とWアンコールに応えて出てきてくれました。ファンから「筋少は?」と聞かれるけど、やっぱり出来ないですよね(笑)でもやってくれたらまた面白かったのになぁ。最後はソロ曲できれいに締めました。PANTHERさんは現在40歳だそうで、ソロアルバムは6年ぶりらしいです。マシンガンズ時代はまだ30歳前後だったのかな。あの頃のイメージとまたちょっと変わって、髪も降ろして黒くなって(メッシュが入ってる)表情も柔らかくなって素敵でした。後で友達(筋少、3-10chainファンでもある)と「澄ちゃんに似てきた!」とトレカ見比べたりして(笑)また変わらずスリムでスタイル良くてセクシーでした。やっぱりアラフォーバンドマンがいいね〜と思ったのでした。