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1980〜1999年日本のロック代表アルバム紹介本

ロッククロニクルジャパンvol2

YMOの「BGM」からはじまり、年代別に約1000近いアルバムが紹介されてます。ジャンルもまんべんなく、ビックアーティストから、沖縄系からボアダムズあたりまでも網羅されてるので、だいたいこれで「日本のロック」とタイトルにあるがロックだけじゃない、日本発の代表的な音楽が把握できるんじゃないかと思います。ただし99年発行なのでそこまでだけど。
私が主に聴いてきたのもこの時代だったし、私が持ってるミュージシャンはほとんど入ってると思う。持ってないけど知ってるミュージシャンもあるけど、知らないのもやはりあった。特に99年になるにつれ増える。
そこで筋少なんだが、「SISTER〜」1枚しか紹介されていなかったのにがっかり。奥田民生とかスピッツとか、時代ごとに何枚も紹介されてるのが何組もいるのだが、筋少も99年までにたくさんアルバム出してきたのに。やはりこの時期は筋少の評価はあまりされていなかったのかなー。ただそもそもヘヴィメタル系はここでは弱くてラウドネスアースシェイカーぐらいしか紹介されてなかったしね。はっぴいえんどYMOからの流れ系、小西さんとか渋谷系ボアダムズのへん(よく知らないが)が多い気がしました。
そりゃ、読んだ人が「このバンド、このアルバムが入ってない」と思うのはしょうがない。人間椅子も、ザバダックも入ってるけど、ガーゴイルやグニューツールが入ってなかった。
ライターさんが20人近くいて、それぞれおそらく担当ジャンルがあるのだろう。ヘヴィメタ担当の人が1人いたし。たしかロッキンFとかに書いてた人だ。
当時渋谷系にはまった女性ライター(私と同世代)の思い出コラムが面白かった。フリッパーズファンは小山田派と小沢派に分かれて、小沢派のほうが弱かったそうです。なんじゃそれ。
2010年になったらまたこの本のvol3が出るでしょうか。本には矢沢永吉、小西康陽インタビューもあって面白かったです。矢沢50歳と書いてあったけど、ってことは今は還暦なのかー。すごいね。小西さんなんか今の写真は妖怪みたくないですか。すごいね。
※くわしい内容
CDジャーナル・ムック〜ロック・クロニクル・ジャパン Vol.2 1981〜1999 - 株式会社音楽出版社 商品案内(一般向け)