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女性誌ウォッチに見る女性の生き方モデル

マガジン9〜雨宮処凛がゆく!〜(036)
雨宮さんのコラムで興味深い話を見つけました。女性誌ウォッチャーの作家が書いたエッセイで、女性誌に出てくるモデルの設定が非現実的すぎて、実現できないと思うとがっかりして疲れるという内容です。
これでぴんときました。こないだ、AERA別冊の働く女性本を読んでちょっと辛いなーと思った訳と一致します。
大企業とか外資系でキャリアを積んで、子供が2、3人いて家事もできて(お金があるから外注もできて)という人が出てくるので、そうできない自分にがっかりというのもあるし、恐らく同世代の働くママさんの大多数はそうできないと思うのですが。
さらに「VERY」は、数年前から専業主婦がサロンを開いて独立というのにスポットが当たっているし、最近流行りのアラフォー雑誌は管理職高収入女性か、子育てを終えてモデルデビューというような読者が登場する。
専業主婦雑誌では「COMO」とか、主婦タレントをモデルにして、あらゆる所のおしゃれで近所の奥さんに差をつけようという記事が出ている。


女なら美容とファッションが一番大事というのが女性ファッション雑誌だから、子供の頃から「ラブベリー」など低年齢雑誌の読者モデルに憧れるパターンができて、小学校高学年にかかると、ここで「ポップティーン」か「セブンティーン」どっちを選ぶかで自分のスタイルを決めるのでは?つまりギャル系かガーリー系かのどちらか。
次にギャル系の「egg」に対して「non-no」から「CanCam」「JJ」のコンサバに行くか、「Spring」から宝島系に行くか。「MORE」に落ち着いて主婦雑誌に突入するか、「Oggi」からキャリア系に突入するか。そんな感じの流れではないかなと感じてます。


そこに合わなくて外れると「KERA!」「ゴシックロリータバイブル」になるわけね。
でも私自身はファッションが苦手で、私が若い頃、バンドブーム当時は「KERA!」は無くて、同じようなのは「CUTiE」創刊号あたりがそうだったの。今は違うみたいだけど。
ロリータファッションに憧れるも中途半端で、かといってギャル系も中途半端だった。就職してキャリアファッションにしようと思ったが、ヒールが窮屈でどうにもだめ。美容グッズもどれも使いこなせない。一時色々もがいたこともあるけど、30歳過ぎてもう自然体で〜(笑)お金かからなくていいよ。


そういえば、一時期流行った「アデージョ」などオモシロワードを生み出した雑誌「NIKITA」がいつのまに休刊してたんですね。対抗で後発した講談社の「GLAMOROUS」に負けてしまったようです。
最近は昨日も書いたギャル系雑誌「小悪魔ageha」が売り上げを伸ばしているそうです。こちらは主にキャバ嬢がモデルになっていますが、トラック運転手のギャルも出てきてました。売れる訳がなんとなく分かる気がします。


「おはよう奥さん」などの主婦雑誌は、今は特に節約に力を入れてるようで、夫の収入が20万以下でも子供が2人いても専業主婦で生活楽しむ!みたいな記事です。このテクニックを取り入れようと思ったり。独身でも参考になるはずです。


雑誌やテレビはほとんど広告だから、憧れモデルを出して商品を買わせようとして煽るものだから仕方ないと思うけど、それがなんかイラっとくるのはあるよね。「nina's」も、ちょっとなぁーと思いつつ立ち読みしてるw
今もそうか分からないが、だいたい女の子が憧れる将来の最も高いものとして、モデルかアナウンサーになってプロスポーツ選手と結婚して海外に住んで出産、その後も各方面で活躍みたいな。
でも実際そうなれる人はほとんどいないので、可愛くないと愛されないから辛いと思う。私もこの呪いにはまってしまって無駄に苦しんだり失敗したりした。
最初から違うと思うならいいが、どこで気づいて自分のスタイルを作っていくかということですね。