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8/19 人間椅子@O-WEST

「此岸礼讃」ツアー「此岸の日」

「此岸礼讃」ツアーの真ん中、東京は2daysで「此岸の日」「彼岸の日」とタイトルも付けられて特別な感じがします。去年はことごとくワンマンに行かれなかったので、今回は運良く2日間行くことが出来ました。大・大満足でした!なんと2日間曲被りいっさいなし(これは2日目の最初に発表された)新曲アルバムからは2日に分けて、定番曲、レア曲織り交ぜてたっぷり人間椅子の世界を堪能できました。素晴らしかったです!ツアーはまだ東北地方に続きますが、次はぜひ青森ワンマンが見たいですね。今回は初日の名古屋も行けて良かったです。
内容は熱心なファンのブログなどで見られると思うので、セットリストを参考に簡単に感想を書きます。10数年前からだいたい年1回は椅子ワンマンを見ていて、だいたいO-WESTなのですが毎回雨のような気が(笑)いつからか覚えてないけど…。ライブ前にスタッフさんもtwitterで、雨でお足下…は本人から言ってもらいましょう(笑)てな事を書いていて、椅子が渋谷でやると雨のジンクスはおなじみのようです。
ツアー初日と同様にオリジナルSEから始まり、メンバーが登場してセッティングしてると後ろからどどっと押しが。名古屋ではなかったのでびっくり。今年は初めてFCに入って前の番号で入ったので、こんなに押した中で前で見るのは初めてです。
出された音に一気に重音の渦が繰り広げられる。「沸騰する宇宙」でオープンセサミ♪続いて「あゝ東海よ今いずこ」この後のMCで、和嶋さんがこれは新曲から「あゝ東海よ今いずこ」ですが…というと鈴木さんが「いやきっと巷では『アトウカイ』って言われてるでしょうねぇ」どっと笑いが。和嶋さんは作った時は気がつかなかったけど、鈴木君が歌ったら気がついたそうだ。詩は国を憂う内容だけど、あとうかいさんが国を憂う武士(?)になったと考えてもいいかもしれませんね〜。といった事を言う和嶋さん、渋いです。鈴木さんからは「お足下の悪い中〜」が出るとわっと笑いと拍手が起きる(笑)平日で会社帰りに来ていただいてありがとうございますと感謝の言葉を。
和嶋さんからアルバムタイトル「此岸礼讃」に込めた想いの話があって、苦しみや試練からしか人は学べないっす。って言うワジーかわゆい。「春の匂いは涅槃の薫り」涅槃っていう言葉は、和嶋さんよく使いますね。続いて始まったイントロに驚喜のおたけび!「りんごの泪」久しぶりー!(感涙)青森発〜のセリフでぐっと来た。
次の曲はと鈴木さんから「泣けば山がらもっこ来る」と、これは津軽地方の子守唄なんだそうで(初期のアルバムにもあった)秋田だったらナマハゲ、青森はもっこが来ると昔は言われてたけど、今は例えば虎の穴からスカウトに来るよ、のほうが怖いんじゃないか?と鈴木さんが話すけどピンとこない会場(笑)和嶋さんがそれは分かりにくいんじゃないかとつっこむと、鈴木さんは「重油のプールを泳がされてるんですよ、怖かった」と(笑)タイガーマスク、私もギリギリだからアラフォー男性ぐらいがターゲットですね。というわけで「泣けば山がらもっこ来る」ツアー初日はやらなかったから私は初。カッコイイ!楽しい!オイ!オイ!って速いかけ声が跳ねるようで、これは盛り上がりますね。子供に歌ったら寝ないで起きちゃいそうだ(笑)
続いて始まったカウントからのイントロで、ウオオー!と歓声が。来た品川心中ー!!やりますか、落語やっちゃうんですね。お祭りみたいに盛り上がる前半からの、中盤にしんと静まった中の和嶋さんの落語、丸い眼鏡が曇ってるなぁ〜と思いつつ(笑)バッチリと決めて感動です!落語を挟むHR/HM人間椅子だけですよね〜。
続いてもまたイントロで歓声が!「審判の日」初期でややレア曲ですね、嬉しい!鈴木さんのヒャハッハ〜!って怪しい笑い声も入ってぞくぞくします。中盤のプログレッシブな間奏がたまりませんね。
次の曲「今昔聖」の詩について、仏教の末法思想について語る和嶋さん(仏教では1000年前から末法であると言われてる)お経のことを思わず呪文と言ってしまって、ここでたしか鈴木さんにつっこまれてムー読んでるからと言ってたような(笑)曲に入るのがギターからで、音を出したらすぐ「??」中断、へぼい音がしましたが…と(エフェクターが入ってなかったらしい)和嶋君が今度初めて導入した、これはローリーが使ってるエフェクターです。と鈴木さんが説明すると「ローリーが弾いてるのを見ていいなーと思って使いました」のだそう。
続いて「死神の饗宴」重たくて割と定番なカッコイイ曲です。続けて「痴人の愛」は和嶋さんボーカルでさらに重たくねっとりとギターソロも満開です。終わると今度はノブさんコーナーイエーイ!紺ツアーで初めて歌います!ロックンロール特急!と言うとわぁ〜!と拍手と歓声。初めて聴くかどうか自分も忘れたけど、これはレアですね。特急列車が突き進むようなスピードとノブさんの爽やかボーカル、ロック好きおじさんが喜びそうな(笑)リフの連続です。和嶋さんがステージ中央に寄って片足でぴょんぴょんと跳ねると、鈴木さんも一緒に揃って跳ねてダックウォークでおおー!と歓声があがります。これは可愛い!鈴木さん重たそう(笑)と思ったら後で「和嶋くんがあんなことやらせるもんだから、裸足だから足が痛いですよ」と言われてた(笑)
この後は鈴木さんからKISSの話、椅子ファンにはおなじみの、鈴木さんと和嶋さんの出会ったエピソード。あるときKISSのレコード持ってるらしいと噂を聴いた和嶋少年が鈴木君の家をたずねにきて、友達でもなんでもないのに(笑)いきなりKISS貸してくれと頼んだという。当時だとレコード持ってる人は少ないので街の噂で、だいたいあの人がクイーン持っててあの人は松山千春でとしられてたそうです。KISSの地獄シリーズが好きということで「地獄のロックバンド」すごい楽しい!初日名古屋で初聴きのときも楽しかったし、これも新定番入りして欲しいですね!スラッシャーで凶悪で重たくて最高です。アンケートに書いたけどDEAD ENDと対バンしないかなーと、四鬼夜行で入ってても違和感なさそうだし(笑)
うきゃーと喜んでたら続いて始まったイントロが「人面瘡」でさらにギャー!となって、これも久々の昔からの定番曲。立て続けに恐怖ふじつぼ人間キター!ふなむしだらけの人間キター(笑)ここらへんもう前のほう(私はワジー側にいた)ぎゅうぎゅうになって身動き取れなくて、バランス崩して倒れそうだった。こんなに詰めて椅子見たのも初めてだったし、20年近く見続けてきて今こんなに熱く燃えるなんて幸せなことですね。ラストはあのギターの音から反射でオー!と手が挙がるのです「幸福のねじ」熱狂が最高潮に達しました〜!

ほどなくアンコールに出てきて、最初は新定番な「悪魔と接吻」着物たすきがけした和嶋さんが歌うのしびれますよねぇ。続いて「地獄」と来ましたかぁー!がんがん拳を挙げずにいられません。
挨拶に出てきたノブさんがシャツの袖まくって両腕を挙げてガッツポーズみたいにすると、腕がすっごい太い!触りたい〜!和嶋さんと並ぶと和嶋さんの腕が細っ!(笑)
もう一度アンコールに出てきた和嶋さんが、もんぺにTシャツ姿がかわゆくてキュンときた(笑)そして研ちゃんは白着物をさらに崩してでっかいおなかまるだし〜。ぱんぱんにふくれてる(笑)╲ふんどし!/と男性の声がかかると、ぺろっとめくってご開帳サービス(笑)キャー!と研ちゃんギャルから黄色い声が。これを見ないとね〜。有り難やありがたや。鈴木さんから「アンコールありがとう〜、いーんじゅぅ〜!」おおおおお!!!久しぶりに聴くこの初期の代表曲!これこそ原点なヘヴィさですよ。出会えて良かった。これこそ鋼鉄国宝(ディスクユニオンのキャッチフレーズ)思い切り頭振りました!
最後は3人がステージ端から端まで前に出て、手の届く限りお客さんにハイタッチや握手してくださいました。ノブさんはスティック投げてました。また明日〜とぅーびーこんてぃにゅ〜!と鈴木さんが言って一日目終わりました。