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「激突!大槻ケンヂ対美女軍団」


これ読みました。2007年に出たものです。オーケンがモヒカンつけてる写真が入ってる。
映画秘宝」に掲載された連載のまとめだそうです。なので女優さんと映画の話が中心。ほとんどB級カルト映画で、オーケンは漫画の話を出せば「男おいどん」か「ザ・ムーン」とか「まんが道」とかさ。20歳くらいの女優さんには通じない(笑)私だってひと世代前の作品だからね。オーケンの話で知ったくらいだよ。
しょこたんのお父さんの話は有名だけど、漫画の影響でブルースリーファンになったのは知らなかった。ヌンチャク得意だけど体育は1だからアクションできませんってのがオーケンと一緒だ(笑)
B級カルト映画に出る女優さんも、ホラーとかカルト映画好きの方が多いのですね。
浜田翔子さんの女囚シグマの撮影過酷話がすごかった。本物の女囚だってそんな過酷じゃないと思うとのこと。女囚もの映画は女優さんの登竜門的なんだとか。逆に海外では落ち目の女優がやるんだって。「女囚さそり」子供の頃うっかりTVで見て衝撃だった。怖かったヨー。スケバン刑事の女囚編面白かったよね。
どの女優さんも真面目で映画が好きなのだなーと感心でした。B級C級とか作品的には「これはひどい」のもあるだろうに、女優さんは役をまっとうするのがすごいと思う。
アクション女優の清水あすかさんの話面白かった。オーケンエッセイでプロボディーガードのお父さんの話が書いてあって、あれは漫画みたいだけど本当の話で、組織の上層部が出しちゃいけない話題をチェックしてたって話が面白かった。あすかさんは子供の頃から鍛えられてて、なんどきでも戦えるんだそうです。映画では魅せる演技が必要なので、映画と実践では全く違うそうです。
あすかさんのブログ見たら、現在1歳の息子さんがいるそうです。一子相伝か?未来のアクションスター楽しみですね!
女優以外では前にエッセイで書いてた面白い演技するストリッパーの方とか、オーケンファンの売れなかったアイドル小明さんとか。濃いサブカル趣味でも、アイドルだからオーケンも話せるという。可愛くなかったら救いようがないってことじゃん…(涙 はいはいだから私は若いときオーケンむかつくって思ったんだよね(笑)前に読んだオーケンの「バンドマンの恋人になる方法」で、美人だからこその悩みがある、美人は必ずしも幸せなわけではないと書いてたのは、この対談からの教訓だそうで。何が幸せなのかは人それぞれだしね。
それにしても、映画好きサブカル少年(&元少年)の憧れの的だなぁオーケン。人間嫌いとは思えない(笑)この経験をもとに、これから声優さん達との対談もありそうです。活躍の場をどんどん広げるなぁ。
あと石原真理子さんの対談もあり。今また読んで面白いかも。80年代の芸能界は霊能バトルがあった話とかオーケンがつっこんでた。