（8/23 ルミネtheよしもと）
M-1覇者になってから初めての単独ライブだと思うのですが、（大阪は先にあったようです）初めて行ってきました。漫才を多くやるのかなと思ってたら、漫才は始めの１０分くらいで、あとはみんなコント。合間に文字や写真を使った映像ネタを挟んで、約２時間でした。ルミネの会場は立ち見までいっぱいで、取材も多く入っていたもよう。登場からすごい歓声で、「のんちゃーん！」の黄色い声にびっくり。たぶん20〜30代の女性が多かったはず。ネタが始まると静まり、ずっと暖かい笑いで包まれていた。とにかく「のんちゃん」こと岩尾のブサイク＆マザコンキャラがいち押し。
◎覚えてるところでネタ（タイトルは仮）
・漫才「テレビ相談生電話」のんちゃんが主婦で、後藤が司会役に。
※以下コント。
・えびおばけ／映像「名古屋ではえびふりゃー」
・役所の出生届け「童夢くん」／映像「童夢くんのスケッチブック」
・整形手術／映像「岩尾と後藤の顔合成」
・追悼特別番組／映像「岩尾の死因」
・フォークユニット「レモンてぃ〜ず」／映像「バー『レモンTEEN』のカクテル」
・老夫婦の夜の生活
コントのセットはしっかり作られているのにも関心した。新喜劇やる舞台だけあって広いからね。のんちゃんがえびのぬいぐるみ（寿司の上に乗ってるえび）を被って出ただけで笑いが起きるのは才能だなぁ（笑）そして、ぼわーんとしたのんちゃんの声のトーンと話し方と、ブサイクというよりも大型犬みたいな愛嬌のある顔が和むのだ。コント中に、ブサイクな顔でも母性本能をくすぐるとか、可愛さがあるというセリフがあるので、分かってるのだろう（笑）にくいね。
「追悼特別番組」では、後藤が司会者になり、亡くなった人の生前の声をのんちゃんが話すというコントだが、後半は後藤が「テの付く言葉で面白いギャグ」などと振って喋らせるというのは、アドリブだったのかな。困ってぐだぐだなのも面白かった。
前にテレビで後藤がギターを引いて２人で歌うネタが少しだけあって、面白かったのでライブでやるのを期待していたから、「レモンてぃ〜ず」の歌ネタは嬉しかったし、めちゃ笑った。やっぱり歌ものには弱いのだ。二人ともジーンズにTシャツにバンダナという昔の浜省みたいなスタイルで、コテコテのMCをして熱いのが面白い。後藤もつっこまなくてボケっぱなし。後藤が「マロン」でのんちゃんが「クッキー」と呼び合ってて、後藤の演奏がプロ級に上手いのもいいし。アンコールも最高だった（笑）これは単独では必ずやってるネタなのかな。バナナマンの「赤えんぴつ」みたいに定番で。雑誌に載ってたのだが、関西ローカルの冠番組ではやってるそうですね。いいなぁ。終演後に「レモンてぃ〜ず」Tシャツが300円で売ってたのだが、目の前で無くなってしまった。
一番最後の老夫婦コントは、部屋のセットで二人がエキサイトするというもの（笑）障子の裏に隠れると、明かりがピンクになる。老夫婦なのにラブラブすぎ。客席からきゃぁ〜と色めき立った、でも控えめの歓声が出ていたよ（笑）のんちゃんのおばちゃん役のパーマかつらとナイト用キャップの似合うこと。恥じらう演技がとても可愛いので、男性でもぐっと来たのではと思った。エンドトークは、そのまま最後のコントの話で、大阪でやった時は親子連れが見に来ていて、コントの後でお父さんがいぶかしげな顔をしていて参ったとのこと（笑）今日の客層はちょうど良かったそうな。後藤が話す時も、のんちゃんは客席をまっすぐ見ずに、いつも斜め上を見ているのね。
