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THE PLAN9 14th「THE Ten-Show」

(7/21 エコー劇場)
ザ・プラン9の本公演に初めて行きました。まず興味持ったきっかけとしては、一昨年のM-1が終わった時期から、関西でとてもいい評判を聞いていたのが始まり。5人メンバーでコントをやるが漫才も面白いという。しかし関西ローカルのTVでしか見る機会がないようで、気になっていたがしばらく見れなかった。去年のM-1でも準決勝まで行けずに落ちたので、残念ながら見れず。その後、「エンタの神様」などで見る機会があったが、少しだったので全体を把握できなかったので、ライブに一度行こうと思ったが予定が合わなかったり、ルミネよしもとに出る日もチケット取ったのに体調崩して行けなかったりと不運が続いてた。その間にも評判は色々と聞くので期待が膨らむばかりで(笑)あえてDVD作品を事前に見ずに、ライブを見てから決めようと思っていた。これだけ楽しみにして気に入らなかったらどうしようかと思ったので(笑)プロフィールなどの基礎情報を集めていたが、公式サイトもファンサイトも、全体像をなかなか把握しにくかった。でも、どうやらハマる人はどっぷりらしいのと、断片的に聞くエピソードで、自分が呼ばれてるような気がした(笑)
それで、今回やっと初めてライブを見ることができたのだが、まだ公演が続いているので具体的な内容は避けるとして、私がほぼ初めて見た印象としては、とても気に入った。コントのオムニバスかなと想像していたが、ストーリーが1本のコメディ劇だったのね。私の乏しい観劇歴からすると、「健康」時代*1を思い出した。健康を初めて見た時に感じたのと同じ位の喜び度合いだった。コメディとしては種類が違うものだと思うけど、全編通して笑えるのは同じ。それからミステリ的な要素と、伏線がしっかり張られてるところが好み。
公演当日まで、タイトルから内容が想像できなかったのだが、会場に入る時にタイトルを見て、まさか「Ten-Show」→転生ってことなのでは…とふと思ったら、その通りだったのでにやっとしたのだが(笑)それだけじゃなくて、色々とツボに入る要素があって、中高生時代に熱中した漫画や小説の世界を思わせた。 BL的要素もほんのりあったりして、最初は「花ゆめ」系かなぁと思ったけど、あとで考えてみたらSFテイストが「Wings」系かなーとか、翌日になってみたら「風魔の小次郎聖剣伝説編」の、パロディギャグ漫画風が的を得てるかな(笑)なんて事を言ったら、以前からのファンに叱られてしまうかも。
それから5人のキャラがそれぞれ立っていて、魅力的なのも楽しめる。最初にメンバーの名前を聞いた時に、たけし軍団みたいな名前が付いてるなと思ったが(笑)劇団ではないのでメンバー入れ換えは無いし、バンドみたいな感覚で面白い。私がもし20歳だったら追っかけになってたかもしれない(笑)なんだかメンバーの役割どころが筋少と似てるような気がするから。とか書いてたらまた怒られるかもしれないけど、最初の印象なので大目に見てもらいたい。例えばこんな感じ。
お〜い!久馬(脚本、リーダー):見てる途中から一番気になった。顔が小さいのと、ひげ面なのに目と表情が可愛らしいギャップと、細身で物腰がやわらかい。→内田
鈴木つかさ(演出):小柄で女装が似合う、エンドドークでは大阪弁でよく喋る仕切り役→橘高
浅越ゴエ:眼鏡とスーツが似合う。グループのフロントマン役。→大槻
灘儀武:グループ内では大柄で、コントでは要の役割。→太田

ヤナギブソン:グループ内でコントロールする役割。一番年下。→本城さんになるが、一番年上だし、ギブソン使ってるのは橘高さんだけど(笑)
さらに、プラン9の影の6人目のメンバー、作家の覚王山氏は、普段は表には出ないけど舞台では隠れキャラ的に出る、必要な存在とのこと。筋少で割り当てるとサポートの秦野さんに。
私が見た初日は、覚王山氏が出る場面をカリカ家城がスペシャルゲストで登場していた。「先輩の舞台ですべるってこういう事なんですね」と話して、会場を涌かせていた。
元々5人とも芸人デビューはそれぞれ別のコンビで、解散後に1人づつ集まって結成されたといういきさつも面白いエピソードですね。これも筋少に似てるし、ドラマチックな感じで感情移入しやすい。

本公演以外のライブもほとんど大阪なので、地元のファンの情報量にはかなわないから、この世代で東京者らしいたしなみ方を模索しようと思っているところ。とりあえず、まずはルミネよしもとでのネタを見なくては。