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筋肉少女帯@CLUB CITTA'


今年の筋少ワンマン、先週の横浜は見送って川崎へ。朝から雨も珍しくてやむことがなかった。平日で休み取って日中の家事やって、川崎へ。腹ごなししてから行こうとしてたらギリギリになってしまい、なんとかスタート間に合った。今回は席ありで広さもちょうどよくフラットでもよく見えて良かった。
今回はUFOと恋人アルバムを全曲ということで、入場からおサル音頭で始まって次がバッキーで最初のMC。5月になってから感染対策も緩和されて声出し解禁になって最初がモキモキモキーって、とオーケンがツッコミで期待と緊張がほぐされて大爆笑。メンバー観客みんな、とにかく嬉しくてしょうがない感じがあふれてた。
アルバム発売から30年で、当時はすでにライブに通い詰めてたし、バンドとしてはブーム衰退の時期であったので色々と試行錯誤とか迷走とかいろいろあったんですよね。ありすぎて記憶も飛んでることもあるけど、思い出深いです。
このアルバムはデビューから出してきた中でも挑戦というかふり幅が広がったというか、魅力が増えた感じで、当時メンバー構成までのアルバムでいうと一押しのお気に入りでした。このアルバム曲の中からライブ定番になったバッキーや君俺、バトル野郎もあるし、たまに演奏される名曲の「きらめき」橘高さんボーカルも素敵な「アンクレット」もあるし。まず筋少ってどんな曲があるのっていうと、このアルバムで特徴の要素が詰まってると思う。
オーケンが数曲歌い終えたところで、実はもう最近、ハードな筋少ライブをフルで1本やるほどの体力に自信がなくなり、フルライブをやめようと思ってたという話になり、ライブの翌日絶対に熱出してロキソニン飲んで足にしっぷはって2日は寝込んでしまうんだけど、先週のライブでこのアルバムの曲順でやったらキツさが減ったことがわかり、原因が曲順にあったという。あまりハードな曲を続けすぎたり、MCで声を張り上げたりしすぎるからだということで、今後も工夫をして続けて行けそうだ、来年もやりますよと話してくれました。
何より楽しかったのがタイアップが聴けて、これはもうSSRくらいだなっていう感じで今後聴けるかどうか分からんと思うから嬉しかった!リリース当時もタイアップという音楽業界のネタを皮肉ってたのがツボで、騒然となった?かどうかは分からんけど、今じゃこういうネタ曲要素はボカロとかの配信であるあるだろうけど、当時メジャーではまずないでしょう。
あと「パレードの日、影男を密かに消せ!」も内田プログレハード曲として隠れた名曲でライブでは通常まずやらんだろうっていう語り入りなのでほんっとに嬉しかった!ファン続けてて生きてて良かったと思います。
ライブ中間で数分休憩を挟んだときにまたおサル音頭を聞かされ(笑)アルバム曲の最後に入るバラード禅問答では、語りも完全再現で最高でした。最後に禅問答でネクストアルバムに入れといてやるわーっていうのが、歌い終えたオーケンがそれに言及してMCで次のアルバムに答え無いよね~って言ってた。でも自分としては次がレティクルだからそのアルバム全体が答えとしてると解釈してたと思う。
アルバム全曲演奏終えた後に、最後はディオネアで近年の筋少曲の新定番で盛り上げ。ちょっとミスもあったけど満足でした。アンコールで新曲の50過ぎたらバンドはアイドルを披露。自分は初聴きだから歌詞全部はわからんけど、各メンバーのソロ歌唱パートあり、曲は横ノリで昭和ジャニーズ風、ドッ、ジャーンのおいちゃん曲定番のアレでした。その後オーケンがエッセイでも最近書いてる50過ぎたらチェキ撮ったりしてバンドのアイドル感を歌にしたから、これをいろんな後輩や同世代のバンドと一緒にやりたいってこと話してた。ふーみんはMCでベストアルバムの話から派生して、オーケンが昔に幽霊の声が入る曲がいくつもあって話題になったって話をしたときに、筋少にもベストの中じゃないけど幽霊の声が入る曲があるの気づいたって言って、でもそれ言っちゃうとイメージが固定されちゃうから言えないってこだわりわかる。
最後は超定番の釈迦でしめて、最後の挨拶でうっちーがオーケンについて当時に近いくらいにはしゃいで話が長くなったことに触れてたのも微笑ましかったです。オーケンがちょいちょい「クラブチッタソールドしたけど、こんなもんじゃねえぜー!俺たちまだまだ上を目指してるぜー!」って昔の勢いのあるバンドマンのマネをしてるの笑った。あとふーみんがちょっとMCで「お前ら!」って声かけるのがオーケンパワハラみたいだってツッコまれてたバンドマンのMCで上から怒るみたいに煽るって、昔からV系でよくあるあるだよね。なので今日は同時刻にルナシー鹿鳴館で限定ライブやってたので通じるものがあるなって思ってた。