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7/30 水戸華之介@代官山 晴れたら空に豆まいて

【ウタノコリ 〜 入道雲まで歩こうと思う】
[出演]水戸華之介(Vo)、澄田健(AG)、藤原マヒト(Key)
[料金]前売¥3,800 当日¥4,300(ドリンク代別)
[日時]2011年7月30日(土) Open/18:00 Start/19:00
[会場]代官山 晴れたら空に豆まいて

ウタノコリツアーファイナルです。6月の千葉から始まり、そのあとに神奈川や埼玉、水戸さんの地元山口など回って、最後は東京で長いツアーでした。去年は東京だけ行ったのですが、今年は初日と最後を見ることができて良かったです。水戸さんはいつでも私の心を助けてくれる。光になってくれるんだって思いました。
会場の「晴れ豆」は雰囲気のいいお店で、開演前にお酒を2杯飲んでいい気分(笑)座ってリラックスできます。ステージにはグランドピアノが置かれています。ツアーでは藤原プロは現ちゃんのキーボードを借りてたそうですが、ここでは据え置きのグランドピアノがあるのですね。エレキとはまた違ったピアノの音を楽しめました。プロはほとんど喋らなかったけど、水戸さんが話してる合間に振り向いて客席見てニコニコしてました。
ふすまのような扉を開いて登場した澄ちゃんとプロ、そして水戸さん。3人とも帽子を被って似合ってます。プロと澄ちゃんはハンチングみたいなので、水戸さんはつばが短めのハットだった。高い椅子に座って水戸さんが最初に歌うのは「100万ドルよりもっとの夜景」水戸さんは手拍子してから膝を叩いて体を揺らし、会場いっぱいのお客さんも手拍子します。「こんばんはワレワレです〜」いつもの挨拶と、「入道雲まで歩こうと思う」とつけたけど、夏は暑くて歩きたくないって(笑)冬になると夏の暑さ忘れてるからね。夏になると冬の寒さを忘れている愚かなやつらだからね、俺も含めて(笑)と笑う。代官山はおしゃれタウンで普段は行かないけど、今日来たら「せんとくん」があった(※会場近くに奈良県のアンテナショップがあって、せんとくんの像が置いてある)から、せんとくんと水戸ちゃんが並んでたらそこに居た人の99%はせんとくんに声かけるけど、残り1%がここに来たみなさんです。と笑わせました。
夏だからこの曲をということで「カンナの庭」これはアンジーのだいぶレア曲ですね。続けて「奈々」アンジーの初期の曲です。中盤で水戸さんが、「次にカウントしたら右手が踊りだす!」って言って、歌と一緒にリズムにあわせてお客さんに右手をふらせる。これ文章じゃ表現できない(笑)水戸さんの誘導トークっぷりが面白くてすごかった。この感じで左手もやって、両手をやって、最後は両手を高く上にあげてリズムにあわせて振ります。楽しい楽しい!座りでアコースティックだけども、水戸さんは動いて手を叩いたり、見てるほうもおとなしく座っていられないくらいになります。3-10バージョンの「ズンドコ節」で╲水戸ちゃん/コールしました。
3-10Chainでドラムの稔さんが音楽活動お休みすることになり、急遽代わりのメンバーを探して候補にあがった田中元尚さんは、以前水戸さんのソロユニット「エレカマニア」に参加されていて旧知だったけれど、しばらく連絡とってなくて携帯番号知らなくて、つてをたどって連絡を取って、ドラムを叩いてくれないかと話したら「うん!」ってアホの子みたいな返事だったって(笑)いやもっと聞くことはないのか、メンバーは誰かとかどのくらいのペースで活動しているのかとか、それも聞かずに「うん!」って返事したのに拍子抜けて、水戸さんはガラスの心臓だから(と言ってた)いろいろ反応を想定していたのに。その田中さんはちょっとネイチャー系(天然?)なんだそうで、フジロックに自転車で行くような人で、昔一時競馬にはまって、一口馬主に参加して、馬に会いにはるばる北海道まで18きっぷで何日もかけていって、馬のところに行って好物だという角砂糖をあげたら、馬に肩をガブリと噛まれたそうです(笑)これ水戸さんの話し方が面白いので、書くと伝わりにくいのですが。他にもおもしろエピソードが色々あるそうで、これからライブで見れるのが楽しみですね。
初日で見たときも話してた、震災の影響で歌う曲を選んでたけど、ボランティアじゃねえぞとか歌えない(笑)という話から、ボランティアは今度、24時間テレビのネットに入っている青森放送から声がかかって(青森のラジオでレギュラーのある流れですね)24時間テレビのチャリティーイベントでちょっと歌ってくれと言われて、いいですよと返事をしたら、今度はメインバーソナリティって事になってたそうで!もしかしたら24時間テレビの地方ネット中継で映るかもしれませんね。24時間テレビ見てなかったけど今年はチェックしないと。
しばらく歌えない曲もあったけど、これは歌いたいと思ったということで「赤だから」両手に取って大事にするようにじっくりと聴きました。「そこで何かが」「地図」立ち止まったところから、輝くほうへ走り出すように。私も、周りの聴いているお客さんたちが入り込んでいくのが肌で感じ取れます。「私の好きな人」では今回のツアーメニューの核心となる、語りが入るところです。今の水戸さんだからこそ、言葉がずっしりと胸に迫ってきます。聴く方も今自分がこの歳だからこそ思うことがあって、日々を大事にして「出会えたのは奇跡だ」と思えます。

すっかりもり下がりましたが(笑)と言って笑いを取って空気を変える水戸さん、この後だったか水戸さんが、某ツヨシのコンサートに代々木に行った話というのが神がかっていた。水戸さんの話術がすごいので、表現が難しいのだけど、内容をまとめるとこんな感じ。バックバンドが友達がやってるので(レピッシュサポートなどの矢野さん)ウッチーと一緒に見に行った。恭一さんはアリーナ最前のど真ん中を取ってもらったのだけど、まず行くまでにニセツヨシが8人はいて(爆笑)歌ってる。そして会場入ると客のほとんどはツヨシで、あとはキヨハラ(爆笑)連れてる子供もキヨハラ(笑)ここに道に迷った人がいたら俺に聞くね。と。恭一さんの隣には応援団長みたいな人がいて、始まる前からツヨシコールに乗らされる。気配を消したいと思う恭一さんだった。そして水戸さんとウッチーのいるスタンドでは、向こうからウェーブが何度も来てやらされる(笑)コンサートのオープニングではスクリーン映像に、大きなバイクにまたがったツヨシ、大きな犬を連れているツヨシの映像が出てカッコイイ。水戸さんもマネして今度の不死鳥では小さな犬を連れてみようかと思ったけど(笑)元ネタが分からないと通じないね。ライブ中盤、ギター弾き語りコーナーでMCがあり、なぜかここ最近「蒸し魚」ばかり食べていると話すツヨシ。「蒸し魚」って連呼してて不思議に思う水戸さん。そして話の最後には「蒸し魚ばかりじゃだめだ、週に一度は、血のしたただるような、フィレステーッキ!」って叫んで右手の指をバーンと前に出すポーズ。これがツボに入った水戸さんは思わず吹き出してしまう。しかし観客のほとんどは「ウオーー!」って大歓声。『一万人がフィレステーキ!牛一頭なくなるね』と思う水戸さんだった。この状況を水戸さんは面白がって、また見てみたいと思ったのだけど、ウッチーと恭一さんは「もうこりごり」(笑)(このコンサートはDVD発売されるそうなので、レンタルで見てみてくださいとのこと)
この後の水戸さんは、何かと「フィレステーキ!」のポーズが気に入って使っていた。後半は水戸さんが椅子から立ち上がり、椅子を避けて熱がさらに入っていました。3-10の新曲「飛蝗」や、なんだ坂こんな坂と「機関車ロック」の合間にオフコースを歌う(笑)これは初日の千葉でもやりました。他の会場では別の曲パターンもあったそうです。
3-10曲の「明日への誓い」でブルース調からのはじけるヨロレイヒ〜、We are Wonderfull!とコールして「素晴らしい僕ら」水戸さんジャンプして「ミミズ」キャー!と水戸ちゃんギャル(?)の黄色い声も飛びます。アコースティックなんて盛り上がらないと思ってる人がいたら、これ見たら目からうろこだと思う!座ってるけれどもスタンディングで見てるみたいに、手を叩いたりかけ声かけたりして楽しめます。本編ラストに「マグマの人よ」水戸さんはステージ前に出て身を乗り出して、持ってるマイクを口から話して力強く歌います。歌ってくれといってお客さんも一緒にサビを歌って、その様子にぐっときて泣いちゃいました。


アンコール、「ふたりは」で水戸さんが会場を練り歩きお客さんいじりする、毎回注目のコーナー(笑)今回も握手したり、額を人差し指でこの〜ってやられたり、男性のお客さんはからまれる(笑)男性スタッフさんの手を取ってくるくる回ったり。残念ながら私のほうには来てくれなかったー!残念(涙)
「天井裏から愛をこめて」で、╲大好き!/コールしてもう一盛り上がり。そしてもう一度アンコールで出てきた水戸さんが、ここで『ひとつになった』と思っても、本当は違うかもしれない。でも、ライブは確かにここにあるんだよ。という事をしっかり正面向いて話してくれました。最後は「偶然にも明るい方へ」きれいなピアノのメロディと音、ラララ〜とみんなで歌う。終わりのほうで澄ちゃんのギターの弦が切れてしまっても、最後までそのままで立ち上がって演奏しました。
水戸さんがいて、澄ちゃんとプロがいて演奏して、私が見ているその場で歌を歌ってくれる。私が少女の頃から出会った好きな歌を歌って、心を揺さぶってくれたり、励ましてくれたりする。大事でとても幸せな時間と空間でした。皆さん元気でまたライブで会えますように。