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オーケンが語るプログレ入門

プログレッシブロック入門

オーケンのインタビューが載ってます。面白かった!「プログレッシブロック」の基礎知識、バンド紹介、アルバム紹介などを初心者向けに解りやすく書いてあります。
難波弘之さんインタビューと、難波弘之さんとスターレス高嶋こと高嶋兄こと高嶋政宏さん対談もあり(笑)正月にNHKBSでELP特集やってて、高嶋さんナビゲーターで出てきたよ。すっかりプログレを語れる有名人として確立していますね。
難波さんっていえばSFの人として有名でしょう。SF小説をイメージしたプログレ曲アルバムを作ったそうです。
オーケンもSF作家になってるしね、SFとプログレファンは重なることが多いようです。

プログレが誕生したのは、ヘヴィメタルが出る少し前の時代で、1967年にイギリスでビートルズが後期に「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」という、初のコンセプトアルバムを出したことで、後に出たバンドが影響を受けて、長く壮大なコンセプチュアルな曲を作るようになり、それらをプログレッシブロックと呼ぶようになったのだそうです。
そのときに出てきた主なバンドが「5大プログレバンド」といわれている。
キング・クリムゾン、イエス、ジェネシス、エマーソン・レイク&パーマー(ELP)、ピンク・フロイド
それらのアルバムジャケットも芸術性が高く印象的で、アートとロックが融合したと言われている。
オーケンもよくアルバムジャケットにはこだわっているようで、筋少のアルバムジャケットは特にインパクトがあると思います。オーケンが選ぶ「筋少のプログレなアルバム2枚」として、「サーカス団パノラマ島へ帰る」と「レティクル座妄想」 を紹介していました。
レティクル座妄想」のデザインをしたのは、当時レコード会社の人がオーケンの同級生だというデザイナーを紹介したら、その人は中学時代にオーケンにELPの「タルカス」を貸してくれた友達だったんだそうです。(中学時代の話をするときによく出てくる名前「ウラッコ」こと占部さん)占部さんはオーケンのソロアルバム「I STAND HERE FOR YOU」のデザインもされてました。

私とプログレの出会いは、もちろん筋少オーケンの話から知ったんだけど、実際プログレを初めて聴いたのは、たしか17歳くらいかな。「サーカス団パノラマ島へ帰る」が出た頃、私がこれまでに出た筋少の曲の中で「月とテブクロ」や「アメリカン・ショートヘアの少年」といった長くて変拍子の曲が、他では聴いた事ないような曲でとても好きになったと、同人誌に書いてたら、それを読んでくれたプログレファンの女性がいて、それならばあなたにおすすめなのはこれよ!とばかりにプログレバンドのアルバムが入ったテープをくれました。
たしかこれがイエスの「こわれもの」と、新月、ノヴェラの「魅惑劇」だったかな。
今思うと、なぜ初心者にそのチョイス?とプログレファンの方は思うかもしれませんが。
これでノヴェラが気に入りました。その後にクリムゾンは当然聴いたんだけど、それくらいでプログレ方面にはまることはなかった。でも、やっぱり長くて変拍子な曲を聴くと好きになりますね。
これからは最低でも5大バンドはおさえておきたい。筋少ファンでプログレ曲好みになった方は、ぜひこの本読んで入門しましょう。