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大槻ケンヂ 新プロジェクト@池袋ブラックホール

https://www.instagram.com/p/Bmk2rvGAKAp/
毎年恒例のオーケンライブ@ブラホ、去年はすごく外が暑かった記憶たけど、今年は涼しくてよかった。

www.okenkikaku.jp

オーケンナイトニッポン3 ! 大槻ケンヂ新プロジェクト・プロトタイプライブ」
出演 大槻ケンヂスプロトタイプ

(Vo.大槻ケンヂ、Bass,高橋 竜、Gui. 飯室 博、Key おおくぼ けい(アーバンギャルド) Dr.石川 和智)


大槻ケンヂスプロトタイプは今回のセッション名であり、新プロジェクトの名称ではありません。
 また、大槻ケンヂ新プロジェクトはメンバーを固定しない予定です。

毎年この時期恒例でブラックホールでのオーケンライブ。前はゲリラ豪雨にあったり猛暑だったりしたが、今年は夜になるとだいぶ涼しくて雨も降らずに楽な入場だった。通路が狭いしあまり快適ではない。ホールがオープンした当初最初のライブが満杯で激しくて見えなくて大変だったっていう記憶が強かったんだけど、入ってみたら後方だったけど記憶よりも横幅広いし間隔も十分にあって、メンバーも見えた。
今年春から始まってるオーケンソロプロジェクトで、何度か新曲をやる機会があったが自分は一度も行けてなくて、評判だけ聞いてたので聴けてよかった。竜ちゃんがサウンドプロデューサー的なのかな。
オーケンが昔から好きな、曲にのせた語りと歌の横ノリ的な音楽で、歌詞はオカルト超常現象ネタ満載のザ・オーケンワールドって感じで楽しかった。人体発火とか犬神明本人が作者のとこに来て対談したっていうウルフガイシリーズの実話とか。
MCでは、今までやってたラウドロックではいかに盛り上げようとコールアンドレスポンスをしたり叫んだりしてたけど、やりませんよー!みたいな話で、でも気合い入りまくってるし、お客さんを楽しませようとする。

キーボードおおくぼけいさん、何かとよく会ってるよねって話になり、おおくぼさんって呼ぶとそれはちょっと、おおくぼ君で...というのにオーケンが「アーバンけいやん」ウルフルけいやんみたく、と言い出し、それお客さんがツイートして広まるからやめようやめよう、というのに最後までいってた。わりとけいさんも気に入った様子で。


アンコールではけいさんがアコーディオンひいて、竜ちゃんがアコギで歌ってボ・サンフランシスコがとても素敵だった。竜ちゃんの歌声はムーディーでうまい。

ロッキンでステージに移動する車の中でスタッフの会話が行く時と帰る時全く同じで、暑すぎて朦朧として、アニメでよくある話みたいにループしてるかと思ったっていうの面白い。漫画やアニメでループよくあるよね。
出ばやしの雷神でいつも出るのに、全員暑くてぼーっとしてしまってオーケンが声をかけたら、うっちーが大げさに指を出してタイミングを計ってたぞっていう振りの真似するの可愛かった。
水戸さん30周年お祝いライブでは、狭い楽屋がおじさんだらけでおじさん!おじさん!おじさん!そして水戸おじさん!(笑)それも10年たったらおじいさん!おじいさん!なんだろうなー、それもまたいいよね的な話。


僕がロックを知った時代は上手く歌うのはカッコ悪い、罪だという風潮でそれを信じてたっていう話。スターリンの天ぷらとか代表的なのと。でもその後いろいろ知って、バラードで歌い上げてお客さんがうっとりするのは気持ちいいね。徳永英明さんとか、みたいな流れに。

月光蟲リリース当時に出たデーモン閣下の深夜番組にトークで出て、その話があったのを覚えている。よほど印象に残ってるんだなーと思って面白かった。

まだ新曲は9曲なので、ということでアンコールは既存曲で似たテイストのヘイユウブルース、企画物AVの女やった。
新曲のオーケンファイトは楽しかった。美老人はびびびろーじん♪ってノリの曲。80年代ムード歌謡的な感じ。
デビュー30周年でソロアルバムの企画を持ち込まれたそうで、冬にはできる予定でリリースツアー企画してるそうで楽しみ。

筋少新曲は今歌入れ中で、2、3曲くらい。全部で11曲だったかな。歌詞書くのがうまくいってて、インストとして作った曲にも勝手に歌詞をつけてメンバーに驚かれたとか(笑)
出来上がり報告がどんなのかまた楽しみだー。新曲歌詞で思うけど、お客さんに感謝してるとか嘘ですよ、でもありがとうみたいな感じ、オーケンは正直で今思ってること、興味あることとか考えてること、そういうのが世間とかと流れじゃなくって、オーケンの今がそのまま出るから、それが私は好きだと思う。
私がオーケンの作品が好きなのは昔からだけど、でも他のファンからすると全然違う方向なのだろうとは思う。だからそんなに共感とかされなさそうだし、ネットで書いた意見が見られると陰で気に入らないとか嫌われてるのは以前あったしそれは辛いから、深いファンということではないだろう。でも自分なりに若いころから好きなのは、自分なりにいいと思う部分であり、それでいい。