counter

家に帰って疲れがどっと出た。
疲れたー。
辛かった。精神的なダメージを勝手に自分で受けてるから自分が悪い。誰のせいでもなかった。
もう最後だからいいけど、ぜんぜん周りはチェックしてこなかったし、もう誰もどこの同人誌も見ていない。だから自分が売れなくなっても1冊も売れなくても仕方ないし当然だと思う。それは気持ちに余裕がないのもそうだし、寛大になれなかった。初期にいろいろ買って感想伝えたサークルの人たちに全く相手にしてもらえなかったのも自分が魅力がないのが原因だったし、経済的な余裕もなくなったし、作りたくて作ってるのに時間がとれなくて生活を圧迫して、メンタル削って作ってた。
売れなくなったのはジャンル人気全体が下がってたせいもあるかと思ったけど、売れてる人は売れてるんだとわかった。こういうできる人が残ってジャンル変更しても続けていけるんだ。
ジャンルとカプが同じで小説っていう同じカテゴリで、今まで初期に見てきた人でいなかった人が隣のスペースで、一列分見える限りでおそらく同じカテゴリの中でこのサークルだけ人がひっきりなしにきてすごく売れていた。なんでこんなに差をつけられてたのか、その理由をもう考えることもしたくないしできないし、忘れるしかない。例えば同じロックでもB'zと筋少は人気の規模が違うのは、作風が違うからどっちが優れてるとかそういうのではないという、そういうものもあると思う。

小説だと絵柄でぱっとわからないから、人気のある方がどんな作品なのか私は知らないし、知りたくないから調べない。もう終わりだから関わらないし自分の中で精神的なダメージをリカバリーするために本当かどうか分からなくても何か落とし所をつけるしかない。
隣の方は一人で感じもいい方だった。辛くて悲しくてがっかりしていた自分の顔が、迷惑に思ったかもしれない。隣の人はちっとも悪くない。プロではないしたかが同人誌で、勝ち負けでは全くないのはわかってるのだが、完膚無きに打たれて淘汰された気しかしなくて辛かった。そう思ってしまうのは私が向いていなかったんだ。
これで自分が1冊も売れてなかったらどうなってたかと思うが、泣いて倒れたかもしれない。冬コミ新刊よりも今回の新刊は下まわることはなかったので救われた。冬コミに来られなかったのでと前の本もあわせて買って下さった方がいたので。
新刊は想定していた予部が一番少なくて、冬コミにあんなに余分だったのに今回は完売するかもって思ったけどできなかったから、これくらいでよかった。
数日前に、新刊を楽しみにして下さってるとメールを下さった方が、買いに来てくださってお手紙で感想をいただけてすごく嬉しかった。好きで作ったものが伝わったことが分かったのが一番嬉しかったんだと思った。
何が成功で失敗で良くなくて結局どうしたら一番良かったのか分からないままだけど、売れたいからとかジャンルとカプで認められるのは羨ましいけど、それよりも自分が書きたかった内容を諦めずに書いて作れたこと。流行りだからとか大手に追従とかして合わせるんじゃなく。
同人でtwitterやってたころは違和感があってついていけないと思ったのは、無理してかまって合わせてることだった。本を作っても挨拶されるだけで本は買ってもらえず、お菓子渡されて愛想笑いしてるのが本当に辛かった。
自分が本当に好きな事が、読んだ方に伝わって好きだと思ってもらえたことが、嬉しいことで作って良かったことだった。

売れ残った本は廃棄処分して、新刊の残りと通販分少しを持って帰った。後処理したらしばらく忘れて、ほとぼりさめたころに自分で読み直して楽しもうと思う。
全部買いの方はいなかった。新刊だけ買って下さった方は今までの本を買って下さった方々なのだろうか。前の作品で完全に筋少ネタとかオーケンをモデルにした人とか出てくるのを誰にも指摘されていない。冬コミで手伝ってくれたファン仲間に本をあげたけど、読んではもらえていないと思うので。押し付けて申し訳なかった。もうやらないので許してほしい。
帰りに池袋に移動してランチ。レストラン混んでた。
https://www.instagram.com/p/BiWgCgkAZ7d/
ダッキーダックの紅茶シフォンケーキ。