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6/18 cali≠gari@日比谷野外音楽堂

桜井青30代最後を彩る"cali≠gari"8年ぶりの野音公演が決定!

野音、時々、どしゃぶり――――。

cali≠gari #7 10th Caliversary GIG
「真梅雨の野外 〜再起Do?〜」
日比谷野外大音楽堂

6/18,19 野音2Daysの1日目だけ行きました。FCの方に一緒に取ってもらってBブロックで大変見やすくて感謝です。前回は昨年の武道館を一般で取って2Fだったので。またしても雨で(笑)野音、8年ぶりなんだそうで。8年って書くとすごい長いですよね。筋少が活動停止してた期間でもあるし。カリガリは前回の野音で一旦活動停止していて、青さんが40歳だそうなので当時32歳、私は30歳かあ(笑)前回の野音、チケット取ってて行かなかったんですね。何故ならばその前に初めてカリガリを見に行ったライブで、動員もいまいちだったし、ちょっとがっかりだったので、活動停止と決まってしんみりだろうし止めておこうと思ったらしい。よく覚えてないけど、その時を思うと今のカリガリは復活後にこんなにも面白いバンドになったのだと、嬉しい驚きでした。
武道館の演出は面白かったけど、今回は野音だし雨振るだろうしで、あんまり期待はしてなかった(笑)のですが、会場入ってみたらそこから演出が面白い。まず全員配布された「コートofレイン」なるもの、いわゆるビニールポンチョなのだが、ファンがどんなにおしゃれしてきても、この黄色いポンチョ被ったらみんな同じ(笑)野音一面が黄色くなってる。そして野音の中央の席がつぶされてて花道が作られている!ほぼ席の中央付近まで坂になる感じで。これは面白くなりそうだと。雨も激しすぎず小降りで音にも影響はなさそう。なんかわくわくしてきました。開演前のBGMはガーゴイルっぽい曲があったような気がする。
開演定刻通りに、SEも何も無くメンバーがゆるゆる歩いて登場。石井さんのファッションは注目の一つですが、またなんか髪型がおかしいのでお客さんがザワザワ動揺している(笑)なんかレディガガ好きな男みたいな。そんで研次郎さんの衣装がまた可笑しくて、シルバーの長髪をモヒカン状に立たせたのと、胸の当たりがドレープで貴公子風でテカテカぴっちりスパッツとブーツで、股間にプロテクターがついてるっていう(爆笑)(冠さん系になってきたような)

客あおりもせず黙々とセッティングしてスタート。ステージ壁に「cali≠gari」の電飾と、LEDのスクリーン。これは武道館でも同じようなセットでそれの小型版っぽい感じ。1曲目「ハイカラ・殺伐・ハイソ・絶賛」とスクリーンに文字が映される。おおー!これ好き!聴きたい曲の一つだったから嬉しい。さらに最新アルバムから「反ッ吐」続けて「まほらば哀愁(ぶるーす)」活動休止前の曲で、私が当時気になった頃の好きな曲だから嬉しい。
「マッキーナ」では間奏で、いわゆるバブルのディスコソングになるところで青さんがジュリ扇出してきた(笑)花道に飛び出し!雨にぬれながらお立ち台踊りで腰ふりふり(笑)あそこは花道が動いてたのかな?原曲より間奏を長くして、踊りながら左右向いて煽ると青さんに歓声があがります!雨を逆手にとって?花道の脇左右にはスプリンクラーが出て水をかけまくるっていう、とんでもない水アトラクション状態で、これがやりたかったのかー!雨がふろうがふるまいが関係ない。ひどい(笑)でも楽しいー!

終わって石井さんが話だすとスクリーンに-MC-と出てきて、開場からくすくす笑いが起きる(笑)
石井さんは歌いながら動きがMorrieさん意識してるっぽいけど、話し出すとなんかボヤキ系漫談みたいになってると思う(笑)客席を見て、黄色いですねーと言ったり、黄色(声?)さが足りないですよ、とか…まあそれなりの曲をやったりします。みたいな事を言って次の曲。
80年代っぽいNWなシンセサウンドから始まる「ハラショー!めくるめく倒錯」青さんが可愛らしくハンドクラップ。これがライブで聴けるのが嬉しくてね。昔のTMネットワークみたいな曲で踊れるんだもの(笑)続いてスクリーンに出た曲名が「デジタブルニウニウ」休止前の曲で、テクノ調サウンドの傾向が出てきた頃かな。新しいアレンジでかっこ良くなっています。後のMCで石井さんが、「(武井)まこっちゃんが「これやったらみんな喜ぶよ〜」って言ったから作り直したのに、反応が微妙」みたいな事言ってた(笑)次に始まった曲、聴いた事無い?でもすっげーかっこいいんだけど!スクリーンには「娑婆乱打」と書いてあって、石井さんがシャバランダー!って決めるこの曲、石井さんの意味不明当て字曲の一つであろう。後で「新曲なんだけど、思った通りの微妙な反応で」とぼやいていた(笑)急に新曲やるのは度胸いるよね、筋少じゃ絶対やらないだろう。オーケンが前に言ってた急に新曲やってポカーン状態が味わえて珍しかった。なんだ新曲作ってるんじゃーん、これから音源出るのが楽しみだわ、と思いました。
珍しい曲をやります、と言って次のブロックは静かな曲続きでじっくりと「夏の日」、雨の効果音から始まる「冷たい雨」そのまま鳴らしながら、スクリーンに映った「続、冷たい雨」から字が取れて「冷たい雨」へ。これは武道館でやった順と逆でしたよね。青さんがふつうの高さの椅子に座ってギターを弾いてました。エレアコでもないが、座ったほうが弾きやすいのかな?空は薄暗くなってきて、雨は小降りでしとしと振っていて、レーザーの光にあたってキラキラしてて綺麗でした。雨の曲を雨に打たれながら聴くのって素敵ですよね。

石井さんが、バンドがワーとか言ったらワー!って返す時代はもう終わったんだよ〜そちら側からワーって言うんだよなどとぼやき(?)何が言いたいかよくわからないが、自分たちが何も言わないでも盛り上がれよ、というオーケンが言ってたニュアンスだろうか(笑)
最新アルバムから「散影」「ダ・ダン・ディ・ダンダン」は活動休止前の、こんな曲あったなぁ、聴きながら思い出した。続いて「-踏-」のイントロ大好きなんですよね。青さんがギターを鳴らして入るところと、ハードロックぽいリフと歌メロはニューウェーブな感じで。スクリーンには武道館でも出ていたPVのデジタルなかっこいい映像が流れました。さらに続く「マネキン」はさらにハードに進化してて、ガっと高めたところに来たお祭りサウンド「マグロ」!ホイッスルの音にテンションアップしちゃいます(笑)
そのあと研次郎さんのMCタイムに。昔こんなコーナー無かった筈だから(笑)復活後の研次郎さんがマシンガンズ時代のキャラを引っ張ってるんだろうね〜。「イエー!俺しかやらないんだからここで声出せよー」みたいな事を言ってた。カリガリは7割は?客がしんみりしてるとか言ってて。ベース教則本が出たことを宣伝して、物販に出したのだけど開演前に売り切れたそうで、「買えなかったやつはamazonで買えー!インターネットのないやつは、…漫画喫茶にいけー!」えっ本屋じゃないの(笑)「本の売り上げがどうとか、客の動員がどうかとかは俺には関係ない!俺とまこっちゃんが大事なのはなんだかわかるかー?」(うちわー!)(笑)「そう、うちわだ!」※武道館の時もネタになっていたが、4人のメンバーの顔がついたそれぞれのうちわが、売り上げが自分と武井さんだけ悪いという話でウケをとっていた。それで今回は、最初から自分のうちわの在庫の用意が少なかった。という自虐ネタであった(長いので省略)
次の曲は俺のベースソロからだ!と言うとワー!と会場が湧き、ここ(花道)でやるけど俺一人だと寂しいからゲストを呼んだ!茨城県石岡市出身!(すかさずキャー!!と歓声があがる)「桜井せい??(忘れた)あっ、本名言っちゃった!」青さんの本名らしいです(笑)台本なのかアドリブなのか。青さんやめてよっ、みたいなオーバーリアクション。次は「混沌の猿」って曲をやるけど、バナナを投げまーす。と。サルだからって安直な(笑)「みんなー青のバナナが欲しいかぁ〜?」(欲しいー!)「石井のバナナが欲しいか〜?」(欲しい〜!)というかけあいが始まり「ほんとに大きいのはまこっちゃんのバナナだけどなー」オチ?
バケツを持った青さんが花道に出てきて、取り出したペットボトルの水を客に向かって投げてかける!わー(自分のところには届かないが)(おいちゃんだ〜って思い出したりした)それから研次郎さんのベースソロから曲がはじまり、今度は青さんがバナナを投げる!サビのラーラ♪ラーラー♪ってところがすっごい高揚しますね。それでバナナの皮をむいて投げるっていう(笑)楽しい〜!この曲は最初にフェスで初聞きしたのかな?こんなに楽しくなるとは思わなかった。
ステージ前にランチャーがあるなーとは思ってたが、本編最後で使われました。始まったイントロのドラムのドン、ドン、という音に、お客さんがすぐさま手を上げてあわせる。メロディが入るところでパーンとランチャーから出たテープはメタルカラーのブルー。「ブルーフィルム」お隣の方がテープを拾ってくれて受け取り、手にまきつけて腕を上げました。切なくてあまずっぱいようなこの曲と、光と雨がきらきらしてて、テープも反射してとっても美しかった。

アンコール、研次郎さんがコートみたいなのを着てたと思う。石井さんはモードすぎる細すぎる(笑)かわいい〜!という掛け声に「かわいいと思ってる」と嬉しげ。「じゃあスクールゾーンって曲やりまぁす」と、「スクールゾーン」スクリーンに映される街の映像にも注目。次にぱっとライトが消えて、ステージも客席も暗くなる。これか!事前にオフィシャルtwitterから「節電のため懐中電灯を持ってきて下さい」と告知があって、FCで取ってもらったお友達に聞いたら「使う曲があるんだよ」とのことで、ここまですっかり忘れていた。ここで使うのか!しかもこの曲でとは全然思いつかなくて、そうだぴったりじゃないか。みんなが各々の懐中電灯やライト、サイリウムをふって暗い中に光が浮かび上がる。そして青さんが花道から客席に飛び出して、ギターを持ってずっと回っていました。最新アルバムからのこの曲、すごく気に入ってライブでも聴きたいと思っていたし、こんな素敵な演出と一緒になんて感激だった。終わり方がほんとたまらなくツボで大好きなんです。曲の感じは違うんだけども、詩の内容がアンジーの「夜の行進」と似てていいなぁって思ってました。

スクリーンに夕日や夜の新宿あたりの映像が映されて、東京の夜、夕焼け、みたいな詩が出てくる、恐らく青さんのセンチメンタル系の曲っぽい。これも新曲だったそうです。
曲終わってあっさりと下がっていき、これでは終われないでしょうとまたアンコールして、ほとなく再登場。青さんがここで初めてちゃんとしたMCをして、コートofレインを着た客席に振り向いてみせてーと言って振り向くと「気持ち悪っ!」と一言(笑)嬉しそうでした。もっと泣かせるMCをしようと思ったけど、台本通りだから明日にするとのことで。そして次の曲のフリ「ここはオッフィース街ね、オッフィース街のどまんなか」と何がはじまるか察しついた。まだこれがあったか(笑)「熱いパトスをぶつけなさいよぉー!」って煽りだすと盛り上がるのだけど、石井さんがふと青さんに向いて「パトスってなに?パトス。」「はぁ?イミダスで調べなさいよ!」ここからしばらく「はやってんの?」「それなりにね!」とか言い合ってて、ここのやりとり可笑しかった。
青さんのSEXコールから、ドラァグクイーンのご登場!武道館でやって、野音ではやらないかと思ってたのだけど、やりましたね!2名づつ呼び出して6人、超ミニスカや全身タイツなどセクシーな皆さんが練り歩き、演奏してるメンバーとからみ(笑)笑わせてくれました。スプリンクラーが撒かれて、ステージの両側サイドでは風船のオブジェみたいなのがウネウネ動くやつで、特効すごい凝ってるー!石井さんが上着を脱いでなんだか昔のTMレボリューションみたいな黒テープ巻き付けた格好になってて、最後は青さんが花道の端まで出てきて、ペットボトル水まいて自分にいっぱいかけて、四方にご挨拶してくれました。
メンバーが下がって、もう終わりだろうと思ったところ、スクリーンに映像が出てきて、これはまた次のサプライズですね。全国トゥワー発表!の文字にギャー!!と悲鳴があがります。翌日のライブ後に詳細発表ということで1日目は終わり。
活動休止から復活後、期限付きとかいってまた休止かと思ったら、なんだかんだとバンドを続けてて、やりたいようにやって楽しんでるんじゃないかなって思いました(笑)カリガリはこれからまたもっと面白いことになりそうです。凝った効果はお金かけてすごいなーとも思ったけど、何より曲がとても好みなので、次のライブは日程から行けそうにないけれども、また新曲の音源を楽しみにしたいと思います。


※おまけ サポートキーボード秦野猛行!
2日目に行った方々からtwitterで教えてもらったのですが、サポートが秦野さんだということを石井さんがMC中で話して、ラルクをやってる人がカリガリもやってくれてる。という流れだったそうなのだが、青さんが「筋肉少女帯も」と言ってくれたそうです!
本当は今は秦野さんじゃなくてエディだけど、去年の橘高さん25周年ライブで筋少ユーフォリアなどいっぱい演奏してくれました。
音源では秦野さんが弾いてるのはクレジットで知ってたけれども、私が見た1日目のライブでは演奏してる姿は見えなかったので、裏にいたのかどうか分からないのですが。もし居るのが分かってたら「よっユーフォリア!」って声かけたかったのにー!(笑)


※参照 タワーレコードサイトのレポート
cali≠gari @ 日比谷野外大音楽堂 2011年6月18日(土) - TOWER RECORDS ONLINE

ハイカラ・殺伐・ハイソ・絶賛
反ッ吐
まほらば哀愁
マッキーナ
ハラショー!めくるめく倒錯
デジタブルニウニウ
娑婆乱打(新曲)
夏の日
続、冷たい雨
冷たい雨
散影
ダ・ダン・ディ・ダンダン
ー踏ー
マネキン
マグロ
混沌の猿
ブルーフィルム

(アンコール)
スクールゾーン
オーバナイト ハイキング
(新曲)
エロトピア