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11/8 筋肉少女帯「どこへでも行ける切手 初期アルバム 1st〜8th曲限定ライブSP」@渋谷C.C.レモンホール

ライブのもようは後日DVDで発売するそうです!嬉しいですねー!そのためかまた去年の武道館ライブと同様、オーケンが浮かれてこれカットされるとか編集ポイントでもう一度やろうとか、わざとでも盛り上がって〜とかコネタを仕込んでおりました。ほとんどノーカットで入るといいなぁ。
ただ、あちこちでもう言われているように、大きく間違った曲もあったりして、これはちょっと残念ですが(苦笑)でもそれも含めて全部そのままDVDに入れて欲しいので、中止とかになりませんように。
やっぱりホールもいいです!スタンディングのほうが好きだけど、ホールならではのセット、特効もあり、動きもあったりで、それに体はだいぶ楽だし(笑)ホールでも映えるバンドです。年に1、2回はやって欲しいと思いました。


この日は朝から映画「ANVIL」を吉祥寺まで見に行って、終わってすぐ渋谷でオフ会で昔の映像見て、それからライブに行って、終わってまたファン仲間と食事して帰ったから濃い一日でした。ANVIL先に見たので、バンドに対する思いもひとしお。14歳で出会った2人が始めたバンドなのが筋少とほぼ同じだったし(笑)ロックのある人生ってなんて幸せなんだろう。
筋少が今あって演奏が聴けることが嬉しくて、みんな元気でずっとライブをやって欲しいと思いました。
以下ネタバレ含むので、来月の大阪公演まで見たくない方は気をつけてください。
DVD発売されるので、細かいところは省いてなるべく感想だけ書こうと思います。





私が初めて見た筋少ライブが、この渋公で「猫のテブクロ」ツアーでした。当時の席番を調べておいたので、入って先にその場所に立ってステージを見た。後ろから3列目の一番左端。私の筋少ライブ歴はここから始まったんだ…って。すごくすごく楽しくて、こんんなにライブが楽しいことを初めて知った。
この日は右よりの後ろから2番目。近くないのは寂しいけど、ステージはよく見渡せる。

10分ちょっと押して会場がふわっと暗くなる。この瞬間の空気が好き。三柴さんがやってきてピアノを弾く。美しい。リサイタルも見たいなぁ。拍手が起こります。
「モーレツア太郎」始まるときにセットのバック一面に8枚のアルバムジャケットが並べたパネルがバーンと上から下がって来ます。壮観!見渡せる会場の客が一斉に手をふーっと上げます。これが筋少のホールライブだよ!って感激した。
「最期の遠足」大幅に間違えてスココー(私が)ちょっとはらはら。「23の瞳」オーケンが首を横に向けながらのキメはばっちりで一安心。ホールだからなのか、メンバーの動きも大きめに見える。おいちゃんがえいっとピックを投げるアクションも、内田さんが左右にリズムを取る動きとか、橘高さんが下を向いて手の甲を前に出すポーズも。
最初のMCでオーケンちょっと間違いをあやまる。ここでDVD発売告知だったかな?抑えてない曲でも盛り上がれよー。速い曲は首振ってればいいからとか言ってました(笑)顔を映されたら変な顔しろよとか。映されてもわかんないです。
早速、本城さんが上着を脱いでギターを外してたのでわかった。おいちゃんギター持ってない!のオーケンのフリが再び。面白いのかもう一度やらせる。つきあうおいちゃんやさしい(笑)おー!って言うとオーケンがおいちゃんがおーって言うと思わなかったと驚き、面白がって、おーおー二人で向かい合って言い合ってたのかわいいなぁ。
「イタコLOVE」ホールで見るのも格別!そして「オレンヂ・エビス」昔からの曲で思い出深いです。今回は、前からオーケンが予告してたように、1曲づつをMCで思い出話をしていました。インディーズ時代は「オレンヂペニス」というタイトルだったけど、メジャーではさすがに変えた。あれは今はもうできない(笑)とオーケン。変な曲はもうやらないよ、アカペラでいいよと日本の米を歌わせてコメコメ大合唱(笑)会場を一体にしてたのもさすが。エビスのあたりでやっと曲にあわせて収録アルバムのところにスポット当たる演出に気がついた。
「ソウルコックリさん」太田さんの声でコールふたたび。ファンキーさんのドラムさばきもナイスです。いい感じでリズムにあわせて一緒に揺れてる内田さんと橘高さん。ソォールこっくりさん!で客席一面手があがるのがいいですね〜。
速い曲なんかもうやらないよねー。の前フリでもうネタばれしているのを分かってるオーディエンスという話をするオーケン。もう一度わざとらしく言って、ねーエディ?から「マタンゴ」首ふれよーな。後のMCで、いつか前に聴いたけど、もっと遅いポジパンバージョン?なるものがあって、本城さんが口で歌って解説。なんで速くなったのか。橘高さんが「やっぱり速いの好きなんじゃん」って言ったこの流れ好き。
「詩人オウムの世界」この曲も懐かしい思い出。オーケンの語りもばっちりで良かった!もーれつに叩くファンキーさんの顔を見ると笑ってしまう(笑)二井原さんブログのせいだ。
「きらめき」内田さんボーカルパートが素敵。9月の赤坂で感動した思い出再びで、本城さんを見ました。なごみますー。アウトロの流れる中で、オーケンがはけて??と思ったら、しんとした中でアコースティックギター持って来てバーンとポーズ。長渕剛のまね??じゃかじゃか弾き出して、楽しくなって来たのか弾いていい?橘高くん隠れてないで、来てよー。俺のギター聴いてよー。と言って色々弾き出す。ここからおじさんの飲み会状態っていうか(笑)ここのくだり全部DVD収録して欲しい!オーケンが弾くスモークオンザウォーターとか天国への階段とか昔のロックを、オーケンのへろへろ演奏で橘高さんが爆笑。「間違えるほうが難しいよ!」「みんなわからないけど、俺は分かった(笑)」とか、スコココーと盛大に崩れ落ちて爆笑とか最高でした。
でもってもうお分かりのように、赤坂のコード間違えた雪辱をはらすべく?「風車男ルリヲ」11/1の太田さんセッション思いだして、これほんと難しいんだなぁ。すごいです。後のMCの思い出話で、山中湖合宿でオーケンがベースラインを考えて、その後寝てしまってその間に橘高さんがアレンジでひらめいてこれだ!と高速にして、できあがったのを起きて来たオーケンが聴いて「なんじゃこりゃー!」は面白かった。他の曲も山中湖合宿で作ったのが多くて、好きだねーって言ってました。
「人生は大車輪」「世界の果て」と続く。どちらも本城さん曲で、オーケンが覚えてないなぁと言うと、本城さんが山中湖で一緒に作ったんだよと言ってました。演奏はやっぱり本城さんのアクションに注目してしまいます。カッコイイ!後のMCで「世界の果て」は、「心の折れたエンジェル」と似てるからダダダダ、エンジェールあまちがえたーってオーケンが言ってた(笑)
続いてのイントロSEに沸き立つ会場、「来た来た来たー!やつが来たー!」とオーケン。「イワンのばか」またファンキーさんの顔で笑ってしまう。太田さんセッションを思いだしてじーんときた。このリフはメタル世界遺産ものだ!後のMCで橘高さんが、実はシベリア鉄道はロシア走ってないんだよね。とまめ知識ほんと?(調べてみたが、おおまかにはロシア連邦でいいみたい)
バーンと終わって、何も言わず全員がステージをはけてしまう。あれれ?と思ったら「ここで5分休憩です」アナウンス。えー!!!びっくり。ホールならではですね。スタンディングでやられたらつらい。なんか大ベテランのプログレバンド来日コンサートみたいになってきました。
休憩中に「おサル音頭」が流れて、おばちゃんダンサーの音頭ショー(?)振り付け誰なんだろう。
休憩終わり、メンバー4人で手ぶら登場。ここから軽くトークショー状態になる。これも全部DVD収録して欲しいなー。座ってていいよーとオーケンが言うのでみんな座って聴く。復活して3年?4年目になりましたとのこと。じんわりきます。良かったねー。オーケンがすごく楽しそうで、昔は一人でだらだら喋ってた記憶だが、今は各メンバーに話しかけたりしていい感じです。
仲直りしたといっても、わーいわーいみたいな(抱き合ったり)ではないとか(笑)ちょっとしか喋ってない。橘高は一人で喋ってるとか(笑)オーケンとエディが話してたら10m先からつっこんできたり(笑)で、よくあるバンドでライブ前に円陣組んでオー!とかやらないよねって話になり(どこのバンドがやってるの?体育会系のV系バンドとかかな)じゃあここでやろうかって流れになり、そわそわして寄り合う4人。楽しすぎる。ここでオーケンが何を思ったか、全員40代になった今でも腐女子的な目でみてくれる(なぜかありがたがってる)ファンもいて、昔はコミケに同人誌がいっぱいあったのに(本当)あるときとうとう無くなりました!ってファンレターがきて(報告しなくても…)でも人間椅子はまだありますって(ドカーンと大爆笑)(人間椅子メンバーには申し訳ない)橘高「ないのも寂しいねー」オーケンも同感。そうなのか?私は読みたいけど、メンバーは見なくてよろしい、もしくは見ても黙っててください(笑)そんなオーケンが言うようなえろいのばっかりじゃなくて、漫画ライブレポートとかギャグ漫画とかもあったし、また新しく出てくれないかなーと期待してますw
やっぱり筋少はホームって感じだねと嬉しそうなオーケン、他の現場では絶望少女達の声優さんに「ロックの人はタバコとかマリファナとか悪い事してるんですか?(例の裏声で)」と素で2回聞かれて返答に困ったとか。でも声優さんがずらっと左右に並んで華やかだったなー。今はおじさんが4人並んで絶望したとwで、オーケンの指示で客は座ったまま「じーさんはいい塩梅」そのままでサポート2人が加わり、「夜歩く」内田さんのベース素敵!三柴さんのピアノも嬉しい。赤坂のときも良かったし、これがDVDに入るのが嬉しいです。
このときじゃないけど、MCでオーケンが「23の瞳」を久々に合わせてみたら、地味な曲かと思ってたけど今やったら演奏が円熟しててグルーブがあって、いなたい?ひなびたスナックでバカテクのアースウインドアンドファイヤーみたいな…とても良かったとか言ってて、演奏が素晴らしいことに感動してて、嬉しそうだったなー。本当に演奏するメンバーのことを好きで尊敬しているのが伝わって来ました。
「愛のリビドー」これも赤坂の時やったけど、座ってじっくり聴くのも格別でした。クライマックスのコーラスがいいのでDVD化楽しみ。オーケンの指示でラストでスタンディングオベーション。なんだかな(笑)
後半は畳み掛けで、ここでだったかオーケンが、俺たちはオーバー40で限界LOVERSSHOW-YA的なって言ってたの笑った。
「スラッシュ禅問答」ウッチーの絶叫セリフ〜。これかっこいい。始まるときに橘高さんがギターをかまえて下を向いて、右手の指を上に向けて動かすところのアクションがすごいカッコイイです。
首もげろよーと「ノーマンベイツ」そして「パブロフの犬」も来た!ファンキーさんがさらに苦悶の表情。1回のライブでこんだけ速い曲続けるなんて、当時の各アルバムのツアーでは無かったと思います。ファンキーさんに感謝だなぁ。全員が完璧には難しいだろうと思ったけど、私は音響は詳しくないので理由は分からない。音に厳しい人には満足できなかったかもしれないけど、私は演奏が聴けることが嬉しくて、10代の頃に夢中になったライブが現在も聴けるんだってことに感謝です。それも適当とかでなくて真剣にやっている。
「踊るダメ人間」で、ホールだから思い切りジャンプできたのも嬉しかった!スタンディングだと飛びにくいので。これで本編おわり。
前のMCで告知コーナーをオーケンが内田さんにふったのに、話し始めようとした内田さんの服の肩あたりをひっぱって「そんなことより曲いこうよぉ曲!」「(後ろにひっこんでる)ふーみんもおいでよ!」と中断させるミニコント?内田さんが橘高さんと向かい合って、なんなんだー?みたいな感じで話し合ってたの面白かった。ほんと、なんというかオーケンのメンバー好きが(笑)全体的に感じられて、それがまたいい感じでバンド続いているなーと思いました。元気でずーっとライブやって欲しいです。
アンコールではちゃんと内田さんから告知コーナー。12月のライブと、カウントダウンジャパンの告知。坂本龍一さんと一緒の日におおー。オーケンが「楽屋に挨拶にいって、大槻です。ライディーン弾けますとか言おうか(笑)連れてかれたりして」ぜひ空手バカボンでやってください!
アンコールでは「Go!Go!Go! HIKING BUS」ニコニコと行進曲、子供にも歌ってあげたい(笑)アウトロが流れる中でオーケンのコールから「釈迦」この場所で一番聴きたかった。何度となくやった曲、初めて行ったライブでも、活動休止前最期の渋公でもやった。あのときは記憶が薄いけど、釈迦やれば盛り上がるんだよって内田さんがちょっと投げやりな感じだった。それが今こうやって前に進めるんだと思うと、胸がこみあげるものがありました。ありがとう!
そして、本当にやるのかな…と不安に思ってた。終わるのかな?って思ったら、やってくれました。オーケンが、筋少に出会ったら、いろんなところ、いろんな景色、いろんなカルチャー、何処へだって行けるんだ。筋少はいうならば“何処へでも行ける切手”なんだぜ!っていう事を言ってはじまった「何処へでも行ける切手」そう、私は16歳から筋少に出会ったおかげで、出会う前とは見える景色が変わった。色々な事を知った。プログレやメタルや色々な音楽ジャンルを知った。江戸川乱歩や中也などを読んだ。追っかけをして日本各地を旅した。たくさんの人に出会えて色々な経験をした。筋少が復活したら、また新しいたくさんの仲間に出会えました。
これからファンになる方でも全然遅くないと思います。筋少に出会ったら、今まで未知だった世界が広がるはずです。
初めてライブで聴いた方も多いと思います。私は発売当時のライブ以来だったと思います。夏休みに聴いた思い出です。フェスでよくやる代表曲のいくつかだけでなく、筋少には名曲が沢山ありますね。この演奏が映像で残すことができて良かった。世界中のロックファンに見て欲しいです。ライブにどうしても行かれない人にも見られますしね。どんな出来になるか分からないけど、裏側とかドキュメンタリーみたいな映像もあったらいいなぁー。*1
後半は1曲づつの解説MCが無くて、「切手」は発売当時メンバー全員が気に入ってたと言ってたはずなので、思い出話とか聴いてみたいです。
橘高さんの魂のギターソロが終わり、またリフに戻ったところで最後のメンバー紹介をして、オーケンがありがとうございました!と言ってお辞儀してはけていく。内田さんが、みんなで挨拶しようよというように戻っておいでと呼んでたけど戻ってこなくて(笑)ちょっぴり残念。最後の最後は内田さんがちょっと戻っておちゃめに挨拶でした。もっと聴きたい〜と思う中で、SEは「サボテンとバントライン」会場では手拍子が揃い、暖かい感じになっておわりました。

※おまけ みしばさとしエディー、エーディーイ!エーディーイ!
・「きらめき」でかわいい踊りが今度はちゃんと見られた!一緒になって踊りました。
・「釈迦」で急に左の前のほうに飛び出してきてちゃかちゃか踊って、急いで戻る。

*1:ファンキーさんがリハスタジオでジャスラックと対決したシーンも入ったらすごいw