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11/1 第5回『プロとジャムろうJamセッション』太田明@八王子BarX.Y.Z.→A

http://www.blasty.jp/barxyz/
書かれてる内容は来月無くなりそうだから、ファンキーさんのブログも
http://funkyblog.jp/2009/10/post_262.html
プロと自由参加でセッションしましょうという企画、5回目に太田さんが呼ばれて、課題曲に筋少曲が入っているということで、ぜひ聴きたいと思い当日行きました。
※課題曲

イワンのばか、踊るダメ人間、少女の王国、風車男ルリヲ(筋少
Good Time Boys / MOTHER'S MILK,Give It Away / BLOOD SUGAR SEX MAGIK
Red Hot Chili Peppers
イントゥ・ジ・アリーナ(マイケル シェンカー グループ)
Play That Funky Music(WILD CHERRY)
シボレー(ロベン・フォード)
I Still Haven't Found What I'm Looking For(U2

オープン時から誰が出ても一度は見に行きたいなーと思ってたので、こんな機会で初めて行けるので嬉しいです。自宅から八王子はけっこうな距離があるので、気軽に行けないのが残念です。近所だったらふらっと寄る感覚で行ける素敵なバーだと思います。
八王子に着いたら小雨、同行の友達に連絡が取れずに不安で道に迷い、なんとかオープン時間に入れました。事前にブログ感想など調べたら人気企画はぎゅうぎゅうらしいという情報だったので、立ち見でつらかったら無理かなぁと思ってましたが、溢れるほどの集まりでもなく座れてほっとしました。同行の友達にも会えて、筋少ファン仲間の方々にご挨拶。
店の雰囲気は明るくてまさにライブバー。ファンキーさんの写真の垂れ幕やX.Y.Z.→Aのポスター、告知ちらしなどが貼ってあります。私が座ったカウンターの位置から振り向くと2メートル目の前にドラムセットが置いてあるステージがあり、その隣にすぐテーブルがあって、太田さんがニコニコと座ってるではありませんか。周りには今回セッション参加のお客さんがいます。もう緊張してきて飲まないと見られませんということで、早速一杯飲む。演奏開始まで約1時間近く準備で、打ち合わせなどでその間も太田さんが店内を行ったり来たり。
演奏スタート前に、お店のスタッフの方が司会進行でご挨拶して、今回のジャムセッション企画で太田さんを発表してから一番問い合わせ数が多かったとか。また筋少曲に応募が被ったので、特別に筋少曲を前半と後半2回をメンバーチェンジしてやることになりました。
まずは早速「踊るダメ人間」から!ということで、お客さんから「ジャンプは?」と声が出て(笑)バーのマスターがすごくいい方で、ビルの5階なので通常はだめだけど、下のお店が今日はお休みなので5cmまでだったらOKとのこと(笑)
始めはちょっと軽く見るくらいのつもりだったのですが、やっぱり太田さんのドラムが素晴らしくて、生音が全身で聴けることが感動でたまらなかったです。入り込んでしまいます。叩き終わって太田さん「懐かしい〜!」と笑顔です。活動休止前以来なんでしょうね。続いて事前には無くて参加者からリクエストを頂いた「日本印度化計画」進行のスタッフの方が、筋少は恥ずかしながら詳しくないのですが、当時どうでしたか?思い出などありますか?など、セッティングの間太田さんに質問していました。当時は地方に行くと町中でカレー、カレーと言われて、よくケンカになったとか(笑)さすがだ太田さん。「若かったからね」「24、5歳くらいだったし」ですね。
ボーカルの青年は23歳で若く、声も太くてオーケンに負けないくらい良いです。ベースの方も内田さんと同じスペクター使用で、私が好きなフレーズをしっかり再現されてて感激。ギタ−2名もぜんぜん不安がなくてすごいです。
次に「風車男ルリヲ」この曲は当時の武道館ライブ(12月に再発するDVD収録)が最高のプレイだったとのことで、それからはもう上手く叩けないです、だそうですが、えーそんなことないでしょう〜と声があがります。当時は若くて力任せだったので、1回のリハでヘッドがボコボコになったそうです。その後はスタイルを変えていき、追求していき現在のスタイルになったと。ハードロックが嫌になったのではなくて、その延長で今はリズム&ブルース等を叩いているので、元は変わっていないんだよということです。進行の方から、最近の活動も教えて下さいと言われて、最近は主にセッションライブの活動をされてるそうです。公式サイトで確認できますね。ジャンルに限らず色々な曲をやっているようです。一度二井原さんボーカルでもブルース聴きたいなー。
ルリヲを叩き終わって、間違えた〜と笑ってましたが、進行の方が「これは難しいですねー!」と感心していました。歌った方もかなり難しいようで、これを当時20代でやってたってのがすごいよね。
お酒もいい感じで、お店の食事も美味しいです。沖縄料理が主なので、おなかが空いて来たのでソーキソバ食べました。これ美味しい♪

太田さんは少し休んで、太田さんにぜひ聴いてもらいたいというドラマーの方が入って「少女の王国」続いて地元のバンドが出演しました。ちょくちょくお店で披露するそうで、ボーカルの方の話がすごい慣れている。ドラムが9歳になったばかりの男の子で、店の隅にいて誰かの子供かな?って思ったらドラマーだったっていうのが驚き。しかもすっごい上手い!このくらい叩けちゃったらこの先どうなるんだろう?って期待しますね。曲名忘れたけどガンズかな?1曲やって、「イワンのばか」を続いて始めたときに、太田さんがドラムの前に出て来てしゃがんで、ベダルあたりかな?を直してあげたりしたのに感動でした!終わって、進行の方に「ローディになってましたね」って言われてました(笑)
また太田さんが戻り、ブルースの曲をやってリズムに浸りました。素晴らしいです。お酒もまわっていい感じだし、食事も美味しいし…ってふと顔上げたら入り口に見た事ある金髪にサングラスの男性が見えるんですがーって!!!
気づいたの早かったみたいで、隣の友達に話して気づいて、テーブル席のほうでもうわーって湧いたところで橘高さんが奥に歩いて来て、演奏終わったところの太田さんと握手しました。そしてまた戻って行きます。大歓声です!弾いて!の声に、太田さんが、じゃあ最後にねと言ってくれました。
お付きの若いバンドマンと一緒で、橘高さんは入り口付近のカウンターに座って飲んでいました。私が座った位置からよく見えるので、もう動揺してきて、わぁまた飲まないとダメだーって飲んだり食べたり。太田さんが叩くロックに体を揺らして楽しみました!
それからまた後半の筋少曲で、いよいよ太田さんが叩く「イワンのばか」です!ボーカルの青年がてんぱって面白くて、橘高さんが見てる!橘高さんイエー!ふーみんイエー!って声かけて(笑)ちゃんと答えてイエーって手を上げてくれました。曲のラストで、ある違いに気がついた。当時はやってなかったのかな。現在ではライブで最後にカウント入れて、ハイハイハイ!バーン。って終わるところ(上手く説明できないが)をやらなかったのね。それで終わった後で太田さんが橘高さんの所に行って話してたときに、多分その事を橘高さんが、ライブでは最後にもう一回やるんだよという話をしてたのを見聞きして、それがちょっと嬉しかったです。

太田さんのドラムスクールの生徒さんという、精神科医の方(太田さんから紹介あり)が入って「印度」か「ダメ人間」だったかな。ボーカルの青年が「俺が太田さんと一緒にやれるなんて、これはあたかも日本がインドになるくらいのミラクル」と上手いオーケンのMCをコピーして素晴らしい(笑)お決まりの「問うならば!」コールレスポンスも。インドを歌い終わったのを見た橘高さんが「満足そうな顔してるな」って一言コメントが可笑しかった(笑)
それからのファンの盛り上がりが最高潮で、本当にあったかいっていうか、みんな筋少曲大好きだなぁーって思って嬉しかったです。
それでは最後に、といよいよ橘高さんが来てくれました。「さぁ、やろうか」って太田さんが声かけて、(ここで私が感動して泣き崩れたので記憶おぼろげ。太田さんが橘高さんを、俺が思う日本でなんぼんの指に入る素晴らしいギタリストです…みたいな紹介してました)本当に飛び入りなので機材もみんなその場で借りていて、最初に取ったギターがチューニングが狂ってるから別のにして、と言って換えて、水玉のランディモデルのVを持ちセッティングしました。
ボーカルの方が、橘高さんと俺のブーツが同じ!って興奮してる(笑)橘高さんがマイク貸して、って声かけて受け取り、「ライブバーXYZtoAにようこそ!」って言ってあと一言ふたこと。今回のセッション企画はファンキーさんが太田君を呼びたいからってわざわざ気を使って、いい?って確認しにきて、俺たちの間を気にしているみたいで、ぜんぜんそんなじゃないって(仲悪いとかでない)という話をされました。
最後に橘高さんとセッションに参加するのは、筋少のコピーバンド「東日本脳髄液」で活動されているメンバーの方です。前にもファンの友達から上手いよ!ってオススメされていたので、今回こういう機会で見られて嬉しかった。
さぁなにやろうか?とラフにメンバーと話つつ、イントロは「少女の王国」だぁ〜!って思ったら中断、橘高さん苦笑い。「おいちゃんのフレーズを弾こうとしたけど、俺のはハモりだから」…ということで(イントロの音は本城さんがリードなんですね)気を使ってくれたところにも感激です。じゃあ今度はと自分のパートで再開。
機材も全然違うのに橘高さんの音がする!すごい!ソロに聴き入りました。終わりだぁーってじんわりきてたら…

太田さんがまた間髪入れず叩き始めて、これはー!もう1曲やってくれるんですか!この時の気持ちの高まりが最高で、奇跡的だった。
見てたファンの反応で、誰もが恐らく予想してなかったと思います。
涙が出た。ずっと前からいつもそうだった、筋少は、私が想像するのを超えて感動させてくれる。
バンドメンバーだけでこっそり打ち合わせしてくれたんですね。
「イワンのばか」最後のカウント、今度はやってくれました。思い切り首ふって、拳あげました。終わって、橘高さんと太田さんが握手して、肩叩き合って、橘高さんがまた一緒にやりたいね、いろいろな意味でね(笑)てなこと言ってました。
ここでもう私の持ち時間がオーバーで、まだ余韻に浸りたかったけど急いで帰りました。
こんな歴史的瞬間を目撃できて、胸がいっぱいでした。なんというか、筋少から太田さんが脱退して、その当時もその後も特にコメントとか公式に出たわけでないので、去年の武道館の時も殆ど話すことはなかったし、私が知る限りだけども、だから勝手に忘れたいのかなぁとか思ってて、でも今回見た感じではとても楽しそうで、曲のジャンル問わずドラムを追求されてるのだなぁと思いました。いつか何かの機会に、当時のキャリアを振り返った話がインタビュー等で聞けたらいいなと思います。筋少というバンドは本当に素晴らしいです。活動を追って見れて良かったな、幸せだと思います。
筋少でなくても、太田さんが橘高さんと一緒に演奏するのが見たいなと常々思っていたので、またぜひ聴きたいです。

※太田さんの公式サイトにレポートが載ってました。
http://www.akiraohta.com/modules/blog/