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10/10 中山加奈子ソロ・ライブ with 本城聡章『Chapter 3』@eggman

“KING-NIKU KOMACHI 2009”
中山加奈子ソロ・ライブ with 本城聡章『Chapter 3』

出演アーティスト:中山加奈子 Vo&G、本城聡章 G(筋肉少女帯)、曽我“JETTSOUL”将之 B(REGINA)、原治武 Dr(空メカニズム)

中山加奈子さんと本城さんのユニットライブ、去年と今年4月に続き今回が3回目です。私は初めての参戦です♪ 今まで都合が合わず行けなかったので、とっても楽しみにしていました。
事前に中山さんのWeb日記や本城さんブログによると、本城さんの新曲をたくさん披露されるということでした。早速、本城さんブログにセットリストが出ましたので、それを見ながら感想を書いてみたいと思います。
eggmanはとっても久しぶりで記憶が薄く、狭いかと思ってたら実際は記憶よりもステージ広めで、左側の最前に行けました。ステージはかなり低いので機材がよく見えます!足で操作する機器がいっぱいあるのですね〜。ギターテクニシャンの方がいつもよく見かける橘高さん担当の方で、中山さんの分も準備されていました。
中山さんのソロアルバム2枚を予習してきたのですが、初めてなのでうまくのれるだろうか?と、いつもと違う雰囲気に不安と緊張感を感じていました。でも始まってしまえばそんな事も吹っ飛びました!本城さんは黒のスーツ上下に中のシャツも黒でシックな装い、中山さんはノースリーブに、ロックっぽい皮のベストとふわふわのミニスカートにレース風の黒タイツ&ブーツに、ポンパドールっぽいヘアスタイルで素敵!かわいい!
各マイクスタンドに、紫やピンクの羽根飾りがキラキラと付いていて可愛いのだけど、私の目線からは本城さんのギターが隠れちゃって見えにくい部分も(笑)ちょうど本城さんブログで写真が見れますね。私が見たのもこのくらい近くだけど、角度はほぼ正面に近いです。
早速1、2曲と飛ばして行きます。ものすごく良く見えるので嬉しいのだけど、自分がどぎまぎしてしまい慣れるのに少しかかった。2曲目「憂さ晴らし」はノリのいいコールでテンション上がります♪
中山さんがレストランのメニューのような赤い板を広げて前に出し、詞の朗読をする曲があり、歌が入るのかなと思っていたらずっと語りでした。だんだんと感情が入り高ぶるところ、かなりシリアスでかっこいいです。中山さんがギターを弾かないところでは、本城さんの音のみなので、じっくりと感じることが出来るのが嬉しい。足で機器のスイッチを切り変えるところもよく見えるので、こう音が変わるんだとか、手の細かいアクションと音の効果も様々で精細に感じられます。
本城さんがリードギターでのバンドというのは、今まで(有頂天や三柴さんライブのゲストはあったけど)見たことがなかったので、ものすごい新鮮だし、ツインギター筋少とは違ってこういう感じなんだ!って思いました。筋少に入る前や高校生の頃はきっと、こんな感じだったのかもなぁ〜と勝手に想像しました(笑)
橘高さんはXYZ→Aでもピュアなヘヴィメタルですが、本城さんはメタルではないハードロック、70〜80年代くらいのロックンロールなギターです。「ダーリン」は、歌詞も可愛らしいラブソングで、中山さんと一緒にダーリン♪ってコーラスする本城さんがキュートです。その時に印象に残ってるのが、メロディを弾いてて、それがすごく好きだなって思った直後の笑顔!とても良かったです。
私はなんだか、おなかの底から胸いっぱいに嬉しい気持ちで満たされてて、本城さんの音と一挙一動を見て感じたいなぁと思ってました。
中山さんは歌う時はカッコイイし美しいので一見近寄りがたそうですが、MCで話すととっても親しみやすくて、ご近所の年上ママ友達みたいに感じました(笑)今回は新曲をたくさん用意して、全部本城さんが作って歌詞を中山さんが書いたそうです。本当にどれも良かったです!やっぱり本城さん曲大好きです。音源化の予定はまだ何も言っていなかったので、すごく希望しますー。たまにライブでしか聴けないなんて寂しいので。
今回は歌詞のテーマが“人間の光と闇”だそうで、誰にでも闇の部分はありますね?ということで、暗黒コーナーと題して4曲連続で、(※セットリスト参照)「キミはゲス」から、これがゲス!ゲス!とコールするカッコイイ曲なんですよ〜。緊迫感あるハードな曲が続いて、極めつけは「カーネーション・リインカーネーション」!念願の中山さん版聴けて嬉しかった。筋少ではすぐ分かるイントロ音が無くて急に始まったので、私は最初は分からなくって、本城さんの最初のリフでやっと分かった(汗)カーネーションみたい…?って一瞬思ったらそうだった。素敵です!アレンジも変えていますし、中盤の語り部分もまた違って、語りではないんすけど、筋少ではライブで語りしない代わりにメンバー紹介とかして楽しい感じになりますが、中山さんは手をくるくると回して輪廻を表現して、本城さんと追いかけるように、言葉を言うのがすっごくシリアスでカッコイイです。
どとーの暗黒コーナーが終わり、一気に緊張感がほぐれます。本城さんのゆるんだ表情(笑)「つかれたねぇ〜」とヘナヘナなので、おいちゃん側前列客チームは爆笑でスココー。どうだった?と中山さんが聞くと、奥のほうから「全部暗黒コーナーでもいい!」と男性の声があがります。ほんとにハードでかっこよかったです。筋少ファンならきっと気に入ると思いますよ!
ここからはリラックスして、というわけで椅子に座り、アコースティックギターに換えてのコーナー。今回が初の試みだそうです。「トイレいってきてもいいですよ〜」なんて中山さん優しすぎ(笑)本城さんは上着を脱いで、半袖Tシャツに黒のリストバンドのいつもの姿です。
ここで、中山さんが本城さんと組んだ頃の話を。2ndアルバム発売の時に、雑誌の企画か何かでストリートライブをしようという事になり、新宿コマの前でやった話が出ました。これ私行った記憶がうっすらあるんだけど、日記に記録してなかったから思い出せない。その時の思い出話で、本城さんが「見上げると星が出ていてね」と気分が良かったと。中山さんが「その時ビール飲んでたっけ?」と聞くと「いや飲んでない。飲んだら弾かないから」と言っていました。ここがまさかライブ最後の伏線になるとは…。
アコースティック次の曲に入る前にまたMCで、中山さんがおいちゃんと知り合ったのはホームパーティで…と話が出ると、またおいちゃん側客チームが動揺と爆笑。ホームパーティなの?(笑)って、なんだかロックっぽくない?中山さんが「言っちゃいけなかった?」と言うと笑って「いやいや全然いいよ(笑)」それからパーティの話が面白かった。ハロウィンパーティだったので、中山さんはキューティーハニーのコスで自宅から行って(笑)胸はないけど…って言ってた(笑)パーティ主催の方がメイクを用意してKISSのメンバーになって、たしか水戸さんが(笑)エースで、内田さんが猫のメイク(ピーター)になって、そして本城さんがジーン・シモンズになって、酔っぱらってそのまま代官山の街を歩いたとか(爆笑)たしか1回その話聞いたような記憶があるけど、おっかしいよね〜。おいちゃん側客チームは笑い過ぎてメロメロ状態でした。
そんな前フリで、中山さんがKISSのトリビュートアルバムで参加した曲「Hard Luck Woman」をアコースティックでやりました。
また通常モードに戻っての後半戦、新曲の「Crash Rider」がすごく気に入りました!疾走感があって、歌詞もたぶんバイクがテーマだし、中盤は本城さん曲らしいキメや変拍子っぽかったと思います。
中山さん、皮のベストを脱ぐとセクシーな黒レースのベビードレスっぽくって、胸にはドクロマークが付いてておしゃれです。ピンクのファーのマフラーをはおって「じゃ、ロックンロールやろうか!」と言って、「ブライアンジョーンズのように」伝説のパンクロッカーに憧れる曲ですね。中山さんのギターはたぶんSGタイプで(違ってたらすいません)足を開いて弾くポーズが決まってて美しいです。「BRAIN VS SPIRIT」もソロの中でノリノリのカッコイイ曲です。頭振ったり拳上げて楽しい!ぐんとヒートアップしたところで、最後の曲は「バラ色の人生」プリプリの曲なんですね。

アンコール、もっと新曲をやりますということで、披露した中から「STARS」これが今回一番胸にぐっときました。本城さんらしいサビの切ないようなキラキラとしたところ、しかも歌詞が、「下敷きの中のロックロールスター…」っていう、まさにロックスターに憧れる少女の気持ちを振り返ってる歌なんです。女性でなければ書けない内容だし、私にとっては今この瞬間、目の前にいるのが憧れのロックスターなんですから! セーラー服を着て(笑)心躍らせて、渋谷クアトロに出た(有頂天のゲストで)本城さんを見た時の記憶がフラッシュバックしました。加奈子さん本当にありがとう!

またまたアンコール2度目、「DEAR SISTER」妹に捧げる優しい歌、元気をもらった感じです。ニコニコと「またね〜、バイバーイ!」と手を振って、皆さんが楽器をおろして、本城さんは前のほうで手を差し出すファンにハイタッチします(私は届かず(涙))もう終わっちゃうのか〜寂しいよーって思ってたら、皆が居なくなって中山さんが端っこのほうに行ったところで、にこっと笑って前を向き「…もう1曲、やっちゃう?!」やったー!!沸き上がります。マイク前に行き、アコースティックギターを構えます。すると本城さんが出て来て、手には缶ビール(笑)「飲んじゃったから、もう弾けないよぉー」もう弾いてくれないの?と思ったが、そこでタンバリンを手にしました!中山さんも「私も飲みたい!」と言って缶ビールをぐいぐいっと飲んで、じゃあみんな一緒に歌えるところがいっぱいあるので歌ってね!ということで、1枚目のソロアルバム最後に入ってる「おサケの歌」筋少でいうと新人バンドのテーマ的な愉快な歌です♪本城さんは右手に缶ビール、左手にタンバリンを持って、鳴らしながらコーラスします。ギターを持ってないから、もうこれがこの日最後だと思って、この姿をしっかり記憶しておこうと思いながら歌うところを見ました!
会場がコーラスで一体になっていき、中山さんが「楽しいからもう1周ね」と言って、繰り返し歌って、とっても楽しく幸せな感じで終わりました。

※セットリスト(本城さんブログより)
1:ヴィシャス・サークル
2:憂さ晴らし
3:無知と執着(新曲)
4:氷る花(新曲)
5:咲かない花の種を持ってる
6:ダーリン〜愛は生きているうちに〜
7:キミはゲス(新曲)
8:PINS
9:Sheep want sleep(新曲)
10:カーネーション・リインカーネーション
11:水の懐
12:Hard Luck Woman
13:DIVE INTO THE BLUE SKY
14:Crash Rider(新曲)
15:ブライアンジョーンズのように
16:BRAIN VS SPIRIT
17:バラ色の人生

Encore
18:Break the Wall(新曲)
19:Real Wild Child
20:STARS(新曲)

Encore2
21:DEAR SISTER
22:おサケの唄

※追記
・本城さんの使用ギターは、フェンダーのストラト3本(白黒と、白のみ)とタカミネのアコースティックギターで、筋少で使うキャパリソンのは無かったです。
・最後のほうMCで、中山さんが「30年間音楽やってきて、今が一番楽しい!」って嬉しそうに言ってました!
※おまけ
最後の曲に入る前に、中山さんが「業務連絡〜、このあと、物販スペースに入ってサインをするので皆さん余裕があったら来て下さい」と告知があり、ライブ後にグッズ買った方にサインをしてくれました。私もぜひと思って、握手もしていただきました♪
ビール飲んでた本城さんが嬉しそうだったので、私も飲みたくなって、普段はドリンクチケットはお酒飲まないんだけど、この時だけは生ビールに(笑)お酒強くないので、おつまみ食べながらじゃないと基本飲まなくて、なんとかビールのみきったあと、ふと気がついたら物販スペースの後方に、本城さんが来ていらっしゃいました。お酒の力を借りて(笑)駆け寄って、どなたかとお話されていたのですが、ご挨拶したら快く応じて下さり、ほんの少しで気の利いた事が私は言えなかったのですが、嬉しかったです。ありがとうございました!