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3/21、22 筋肉少女帯「モチベーション’09筋少初ライブ!」恵比寿LIQUID ROOM(その2)

昨日の続き。
前回はこちら。http://d.hatena.ne.jp/king-show-chan/20090323/p1
3/22「モチベーション'09筋少初ライブ!帰ってきた筋少ちゃん祭り2!」
各所から参考にしたセットリスト。

バトル野郎
へそ天エリザベスカラー
ツアーファイナル
少年、グリグリメガネを拾う
愛を撃ち殺せ
僕の宗教へようこそ
サイクリング
青ひげの兄弟の店
じーさんはいい塩梅
イワンのばか
ハッピーアイスクリーム
労働者M
釈迦
世界中のラブソングが君を
(アンコール)
代わりの男
Picnic at fire mountain〜Go! Go! Go! Hiking Bus
心の折れたエンジェル
踊るダメ人間
トリフィドの日が来ても二人だけは生き抜く

会場して中に入ると、なんか前のほうで手があがってる??すると奥に見えるのは、DJブースにいるやっつんだー(エレキコミックやついいちろう)B'zとか光GENJIとかZIGGYなどかけて盛り上げようとするが、いまひとつ反応が鈍くてアウェイ感。そりゃそうだ。筋少ファンのジャンル幅は広すぎる。おおむねヒット曲は拒否ってたタイプばかりだものね。それに体力温存したかった(それは私)でもやっつんが面白いので、ウォームアップがてら手を上げたよ。いつもスタンディングの待ちが辛いので、やっつんのおかげで楽しかった。後でやっつんDJイベントの常連という方の話では、XやTRFなど、つっこみを入れるのが定番ネタでいつも盛り上がるそうです。
それで本編開始。サブちゃんの祭りだ〜のSEで御神輿が!本格的な。真矢さん所有の持ってきてくれたんだ(笑)と分かった。後からメンバー登場するのが神輿の中から出てきたようだった。祭りに似合う兄貴らしく1曲目は「バトル野郎」しょっぱなからバンバン飛ばしていきなり「ツアーファイナル」ですっかり筋少ライブ全開モードになったところで、オーケンの話が「俺ヌンチャク上手くなったよね、神?」と内田さんに若者風に話しかけて次の曲「少年、グリグリメガネを拾う」出たー!オーケンじゃなくて、橘高さんのギターソロが神!このギターソロは橘高さんの中でも最もすごい(どれもすごいが)全世界のギターキッズに見てもらいたいと思った。
バン!と決めて歓声があがるがそれを打ち消すくらいに、急に内田さんのコール「愛を撃ち殺せ!!」ギャー!出たー!嬉しすぎて若干泣きかけてた。私はライブで聴くの初めてで、ライブでも2度目だったそうで。復活後の曲の中でも人気のある曲だから、それはもう会場の興奮が最高潮だった。歌詞の物語もいいし、イントロからサビもどれもこれもカッコイイ。ライブで定番化して欲しいですね。
どこで言ってたか忘れちゃったんだけど、曲が終わったすぐ後でオーケンが本城さんに向かって「おいちゃん、最後の決めのバン!ってやるところかっこいいよね」とアクションを真似しながら言ってて、わかるわかるって思った。それから、昨日のライブ中に本城さんがオーケンとぶつかって転んじゃったそうで、私は見えてなかったんだけど、その話をして、気をつけようねと言ってうんうんとニコニコ頷いて軽く握手してたのも、いい感じでした。オーケンのMCでドラマ見てる人は今日は見れないぞという話題が出たときに、本城さんが「録画してる」と反応してどっと笑いがおきたり、あったかいMCがあった後で、曲に入るとビシっとしてぐっと客を煽ってきたり、表現力が豊かな演奏とアクションをするところが、すごく素敵だ。オーケンも橘高さんも内田さんも、みんなそうなのね。そこが魅力だと思う。
「僕の宗教へようこそ」に入る前に、内田さんからオーケンよりすごいヌンチャク達人が出るかもしれないよと前ふり話があり、そして間奏中に現れたヌンチャク達人さん。おおー。でも誰?と後でオーケンから話があり、ジャグラーで公園でパフォーマンスをされているシシマルさんという方だそうで、内田さんが連絡を取って呼んだのだそうです。ジャグラーなので、開始前に楽屋で風船のプードルを作ってくれたのがオーケンの笑いのツボに入ったのだとか。
次に、内田さんの紹介でゲストを呼び出す。水戸さんだー!そしてレピッシュの恭一さん。上田現さんの追悼イベントが5月にあるのだけど、オーケンは大阪でイベントがあって出れないんですよね。だからここで演奏ということで「サイクリング」聴けてすごく嬉しかった。
水戸さんを残して恭一さんは退場、椅子が出てきて座ると、いきなりオーケンが水戸さんに「どうなの、ノリカと陣内の離婚って」みたいに世間話を振りだした。それに応えて水戸さんが「「格差婚」っていうけどね、格差ってそもそもあったのかと。おっぱいタレント界の中でノリカの立ち位置ってどうよ」などと語り出す。(※ここで橘高さんが座ってガットギターをかかえながら、下向いてウンウンとめっちゃ頷いてたのがおかしかった。)すっかり「のほほん学校」モードになってしまった(笑)ここはロフトプラスワンか?会場が狭くなって見えたよとオーケン。ほっとくといつまでも喋ってるだろう。女優と結婚した芸人が次々と離婚してるので、芸人の人気は落ちてきてるとオーケンが言って、ケラさんの話に繋げたかったのかなーと思ったんだけど言わなかった。
水戸さんがいれば曲は「青ひげの兄弟の店」水戸さんとのデュオがオリジナルだからね。でも本城さんと歌うバージョンも好きなんだ。
それが終わると、やっつんを呼び出して、三柴さんも真矢さんもみんな前に出てきてしばしトーク。さすがやっつんはベテラン芸人だなって思った。まず本城さんをつかまえて「Xのトシさんですか?」でウケる。御神輿が真矢さんのだって話をして、これは子供神輿で小さいやつ。大人神輿の値段(ン千万)と言わせたオーケンが、「ねえルナシーってそんなにもうかったの!?」「年収いくらなの?」とかしつこく聞いて恐縮しまくりの真矢さん。そこをすかさずやっつんが「大槻さん…かっこわるいっすよ。がっかりです」とファン視点なつっこみ。ドっとウケた。オーケンがっかり。ここだけエッセイに書きそうだな。
やっつんは前にケラさんのイベントにもエレキで呼ばれて出てたし、ナゴム系づいてるね。みんな揃って「じーさんはいい塩梅」がちょっと羨ましかった。
後半また通常モードに戻り飛ばしていく。「イワン」に続いて、オーケンが「ついてきてくれよー。ハッピーアイスクリーム!」これも久しぶりで嬉しかった。かけあいの女の子の声をコールするのだ。付いてこれなくても大丈夫。絶妙な間合いやレスポンスが、ライブバンドだなぁと思うところです。
畳み掛けるように「明日は平日だー働け働けー!」と「労働者M」そして「釈迦」とくればテンションはMAXだ。ステージもフロアも全体が生きてうねるように動いていた。
余韻を残しつつも上がった温度を下げるように、最後の曲は「世界中のラブソングが君を」でじんわりと心にしみいる。後半の上るようなクライマックスにかかる部分が良くて、アルバムで深く折り重なる音になっていそうなので、それも楽しみです。
アンコール、三柴さんが出て、オーケンと橘高さんが椅子に座り、アコースティックモードで歌うのは、なんと…「前やったときは俺歌ってなかったから、初めてかも」でぴんときた。「代わりの男」だー。またうるっときそうになってしまった。前に歌ったのはオーケンではなくて、太田さんだった。太田さんの曲で、当時のアルバム「断罪〜」のツアーでは、太田さんがキーボードを弾いて、隣で橘高さんがギターを弾いていた。私は一番全国追っかけしていたときで、真夏、福岡のライブハウスで汗かきながら最前で見たのを思い出した。今ここで、オーケンが歌っていて、キーボードを弾く三柴さんは当初、太田さんを筋少に誘ったという。橘高さんも当時を思ったのかもしれない。太田さんは今はいないけど筋少のサウンドを作った人のひとりで存在しているのだなと思って、ありがとうって感謝を伝えたいです。
全員揃って「ハイキングバス」に続き「心の折れたエンジェル」昨日に続き2度目の披露で、オーディエンス側もすぐに乗り方をこころえた。サビの部分の繰り返しが心地いいです。演奏するメンバーを見ると、とても楽しそうで、めいいっぱいに表現している。照明の光に照らされて跳ねて、ステージから飛びそうなくらい。よく動くからホールでも映えるのだけど、オーケンが書いてたように「ハコ」で詰まったところで見るほうと演るほうが近くに感じられるのがいいから、どちらも見たいです。
ラストとオーケンが、かまないかなと呟き「…トリフィドの日が来ても二人だけは生き抜く!」で、前フリで赤ちゃん人間が来るかと思ったらこっちかと驚き、また嬉しくてもう崩れ落ちそうになった。上るように手をあげて、一挙一動を目に焼き付けて、すべての音を全身で受け止めたかった。好きだーって思いました。
終わりの挨拶で、三柴さんがはけるのを呼び戻そうと、エディーコールが起きてたのだけど、そのまま(笑)オーケンがダッシュではけたのは呼ぼうとしたのか?でもそのまま戻らず、最後は橘高さんの挨拶で終わりました。


(おまけ)
水戸さんが退場したあとで、オーケンがスタッフに声をかけたのがマイクに入ってしまい、「ちゅーちゅーするの」橘高さんにそこをつっつかれる。「マイク入ってるよ!(苦笑)なにがちゅーちゅーだ」そのちゅーちゅーすると表現した飲むゼリーらしい物がすぐ来なくて楽屋にあると聞かされると、「またぁ〜なんで隠すのー」思い出すは武道館の甘いもの届かない事件!すぐに橘高さんがハイ大槻そこに倒れて、ピンスポ当ててと指示。暗くなりオーケンにスポットが当たると「ゼリーひとつすら届けてもらえない…思い出の武道館…」まずここでドッっとウケて、ゼリーが届くと「わーちゅーちゅ来た〜」と喜ぶオーケンに、内田さんがひょこっと自然な感じにゼリーを吸うオーケンの仕草を真似ながら「ちゅーちゅーって、そんなにちゅーが好きなの?」とオーケンに言ったもんだから、内田さんがチューって言うなんて!と思って一同ずっこけ、内田さんも思いがけない反応でちょっと驚いたみたい。それがおかしくて、これは台本じゃないよね(笑)オーケンのミスに橘高さんの機転の効いた采配っぷりと、内田さんの天然っぷりが奇跡を生み出したっていうか…こんな事で喜んでるからお笑いライブだって言われちゃうんだよね(苦笑)いや、やりすぎぐらいに楽しませるっていうプロの仕事がずば抜けてすごいんですよ。