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元バンギャはアラサー。元ナゴギャはアラフォー。

バンギャル ア ゴーゴー

上下巻の上巻です。下巻も買いました。まだ手付けてません。読んだらまた感想書きます。
この作品で描かれている時代は90年代のヴィジュアルバンドブームです。オーケンの「リンダリンダラバーソール」でのバンドブーム時代の後ですね。
ただし作者の雨宮さんもご存知の上で書かれているようですが、「バンギャル」という用語自体は当時は使われていなくて、ただ「追っかけ」と言っていました。はてなキーワードの「バンギャル」の解説はかなり曖昧なので、Wikipediaによると「バンギャル」と言われたのは2000年になってからだそうです。それが定着して、広い意味でヴィジュアル系バンドマンの追っかけをバンギャと呼んでいるようです。


雨宮さんの話によると、Xを始めとする界隈のバンドファンは、筋少すかんち聖飢魔IIは「邪道」とされてライブに通うと仲間から破門扱いだったそうですが(笑)
私の認識だと、少なくとも筋少とXファンはかなり被っていたはず。でも「邪道」と考えて嫌う人も少なからずいたでしょうね。
オーケンはよく筋少は元祖ヴィジュアル系だと言い張ってますが(笑)Xやルナシーが「正統」とするなら、これらが最も好きなファンからも、筋少は他に好きなバンドの一つとして親和性が高いと思います。


バンギャルは現在どうしているのか?
これ去年の記事ですね。前に取り上げたかな?
【独女通信】元バンギャルはどんな大人になったのか(独女通信) - 国内 - livedoor ニュース

オーケンが話すところのバンドブームの前になる、ライブハウスのインディーズシーンでは、トランスレーベルのバンドを支持するトランスギャルと、ナゴムレーベルのバンドを追っかけてるナゴムギャルが対立していたという伝説があって、私はナゴム全盛期は通っていないのだが、バンギャ文化の源流にもなっているでしょう。
当時ナゴムギャルだったのはもっと上で現在30代後半、いわゆるアラフォー(笑)世代ですな。
現在はどうしているのでしょうか。ケラさんのインタビューかオーケンのエッセイなどを読んだ記憶だと、音楽・マスコミ・演劇などの業界に入った人が多いとか。