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ひとり涙の法則 夢追いの法則


私の母親世代の方です。美容は苦手なんだけど、自伝ということで気になって買いました。
だんなさんが病気とかで早く亡くなってしまうと、いい思い出しか残らないんだって、私の母が言ってた。母の同級生のだんなさんが結婚してまもなく急死してしまったので、その話を聞かされたのを思い出した。
終戦前に中国で生まれて、敗戦直前に引き上げてきて父は妾を作っていなくなり、母も愛人を作っていなくなり、祖母に育てられて、水商売をする叔母の養子になったがサラリーマンの恋人との結婚を反対されて、彼の母にも認められず、押し切って結婚したが、夫はガンで急死して姑には「あなたのせいで息子は早死にした」と言われたという昼メロドラマもまっさおな自伝(泣)こんなんドラマだったら見てないよー。
OLを辞めて美容学校に入り、結婚して専業主婦になるがまもなく働きだして、2度流産して子供が生めなくなる。働きだすときに夫が「働くのはいいけど家のことはちゃんとやってね」と言われるのって、当時ではすごい理解がある人だったかもしれないし、この方も夫のために尽くすことが幸せだったと書いてあるのでいいのだけど、現在は違うと思うのね。それにもし子供がいて働いていたら、こうも言っていられなかったと思う。
それで、夫が亡くなってから1年は泣いて暮らしていたが、同僚から励まされて一念発起して働きだす。化粧品会社の販売員トレーナーになって、能力を発揮するも会社には受け入れられず左遷にあってしまうのですが、定年間近になって一人で立ち上げたエステサロンで大成功する。それでも会社からは撤退させられ、定年退職後は、現在のようにカリスマ美容家として活躍されています。
常にお客様を美しくして喜ばれることだけを一番に考えて動くという考え方は、見習いたいです。業界は全く違うけれど、私も佐伯さんのようにずっと夢を追って働きたいと思います。